災害の見舞い状

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    資料の原本内容

    前略 このたびはとんだ災難にあわれた由承り、お慰めする言葉もありません。放火とのことですが焼失の程度はいかがでしたでしょうか。また、ご家族にお怪我はありませんでしたでしょうか。ご案じ申し上げます。
     深夜のことと承っておりますので、家財もあまりお持ちだしになれなかったのではないかと拝察いたしましたので、お子様方の衣類など別便にてお送りいたしました。ご使用くだされば幸いに存じます。
     また少額ではございますが、なにかのお役に立てばと思い同封いたしました。
     末筆ながら、お力落としなく、ご自愛専一のほどお祈り申し上げます。
    草々

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