連関資料 :: 自然科学史

資料:8件

  • 自然科学
  •  私は昔から宇宙に多いに興味を持っており、幼いころからよく科学館に行ってプラネタリウムを見たり、また月や火星、土星などの観測会にも出かけたりしていた。そこで夜空を見上げたときに輝いている星たちは、それぞれ我々が想像もつかない位遠くに存在していることを学び、私は幼心にも宇宙の彼方に思いを馳せ、そこに言い知れぬロマンを感じたものであった。  古代中国において天文学が発展していったのは、もちろん第一には季節の循環を知りそれを農業に役立てるために暦を作ったり、それにより権力を手に入れたりしようとする、実用的要素のためであると思うが、古代の人々もこの世界はどうなっているのだろうか、この世界の端には何があるのだろうか、といったことに対して少なからず関心を持っていたと思うし、それを何とかして解き明かしたいと考えていた面もあると思う。このように実用的要素と知的好奇心によって世界中で古代から様々な宇宙観が考えられたのである。そこでこのレポートでは授業で扱った中国の宇宙観である「蓋天説」「渾天説」を中心に彼らの宇宙観を探り、それについての私の考えも述べていきたいと思う。  古代中国においてはまず天はまるく地はしかくいという「天円地方説」が春秋戦国時代頃に成立した。漢代に入るとこれが改良され「蓋天説」が成立することになる。初期の蓋天説では、地と天はそれぞれ平らで平行だと考えられていた。これは同じ時刻における影の長さが南北で違うのは大地が平らであるからであると考え、南北による影の長さの違いの値と南北の地点間の距離からピタゴラスの定理を利用し、太陽までの距離は8万里であると計算した。このような考え方はおそらく「地」が丸いなど考えもつかなかったであろう当時の人々が考えうる中では、理論的に数式を駆使して「地」と「天」の関係について考えている点において非常に論理的な考え方であったと思し、約2000年も前、日本ではまだ弥生時代だった頃にこのような考えが生まれているということに私は非常に感銘を受けた。
  • レポート 古代中国 天文学 渾天説 蓋天説
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  • 自然科学の意義
  • 自然科学史の意義 1 はじめに  今回の「自然科学史」の講義を通じて私が深く認識させられたのは、西欧で発達してきた自然科学だけが自然科学ではないのであって、それ以外の地域で発達してきた自然科学についても我々はもっと知らなければならない、という点である。西欧以外の自然科学の発達史を学ぶことによって、現在世界中に普及し、一般化している西欧型自然科学を客観視し、より普遍的なものの捉え方や考え方を出来るようになることこそが、「自然科学史」を学ぶ意義ではなかろうか。にもかかわらず、私(あるいは私と同じ年代の学生たち)はこれまでこの分野について学ぶ機会を持ってこなかった。なぜこのようなことが起きているのだろうか。 前述の通り、日本の理科教育においては、西欧型の自然科学と、その発達史のみがクローズアップして教えられてきた。例えばガリレオの「ピサの斜塔」の実験、ニュートンによる万有引力の発見といった近代科学の発達史は、理科の授業の中でもエピソードとして教えられているし、世界史の授業においても文化史の重要なトピックとして教えられている。しかし、中国を中心とした東アジア文化圏、インドを中心とした文化圏で発
  • レポート 史学 インド史 中国科学史 天文学史
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  • 自然科学を学んで
  • 自然科学史Ⅱ                                        自然科学史を学んで 私がこの「自然科学史」の授業を受けて学んだことは、まず昔の人々の知性の高さである。この授業で取り扱ってきた中国やインドにおいては、紀元前の時代から天体を観察することで一年や一日の長さを観測、計算して暦をつくったり、日食や月食の周期を推測したりすることが行われてきたことを知り、その歴史があったからこそ、現在の天文学の発展はあるのだと感じた。 また、古代の人は空を見上げて、そこから自分たちの生活(農作物を作る時期などを正確に測るためなど)のために天文学を発展させていったが、そこから私は、
  • レポート 自然科学史 インド史 中国史 天文学 自然科学
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  • 自然科学「宇宙は有限か無限か」
  • 「宇宙は有限か無限か」 宇宙観の根本問題に宇宙は有限か無限かということがあげられる。 コペルニクスの地動説により世界の中心は地球から太陽に移った。それまで、アリストテレスやプトレマイオスの天動説が正統説であったわけだが、天動説のもうひとつの特徴として、宇宙の有限性があげられる。宇宙世界は有限の大きさの球殻で覆われているという説である。有限の宇宙の中では上は神から
  • 自然科学史 宇宙論
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  • 自然科学 『古代中国の宇宙論』
  • 自然科学史 『古代中国の宇宙論』   天文学といえば、ギリシアのプトレマイオスの天動説、コペルニクスやガリレオに代表される大航海時代における発見や機器の発明など、西洋のものばかりがイメージされる。古代中国をふくめ、東洋、アジアの科学史を連想する人は少ないと断言してよいだろう。
  • 自然科学史 天文学 宇宙論
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  • 自然科学 「中国における日月食予測法の成立過程」
  • 自然科学史 「中国における日月食予測法の成立過程」  私自身、月食を1回だけ見たことがある。相当昔の話であるが、確か、小学5年生の頃だったかと思う。ちょうど塾で理科の勉強をしていたときで友達と大勢で見ることができた。きれいに月の光がかけていき約1ヶ月かかる月の満ち欠けをその日、一日で見ることができたことをよく覚えている。その時には既に月食の起こるしくみを授業で教わっていたので、何も不思議に思わなかったし
  • 自然科学史 天文学
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