キャピラリー電気泳動による顔料の分離について
1.条件
№1~4 : 10mMCTAB に飽和させた。
№5 : メタノールに飽和させた。
上の条件で電気泳動を行った。
2.結果
№1, 4, 5:おおむね良好なピークが得られた。
№2, 3:ピークがきれいにでない。
3.考察
今回の実験では、まず№1~5 の物質をうまく分散させることのできる溶媒の調査か
ら行った。その結果、№5 はメタノールのみによく分散することがわかったので、泳
動溶液はメタノールを用いた。また、№1 は CTAB によく分散する。従って、分散に
成功したので適切に電気泳動を行うことができたといえる。しかし、CTAB にあまり
よく分散していなかった№4 の電気泳動ができ、№4 よりもよく分散していた№2 と№
3 の電気泳動ができなかったという結果から、実験がうまくいかなかったことと分散
の程度には必ずしも関係があるとは言い切れない。
では、№2 と№3 の失敗についてどのようなものだったかということを考えてみる。
この二つについては、実験がうまくいかなかったため 2 回実験を行った。その 2 回の
実験結果...