最近(第四紀)の地殻変動を調べる方法を2つあげ、それと現在の地形との関係を説明しなさい。
地球上で起こる局地的な地殻変動は、プレート間の相対運動、断層運動、火山活動によって生じている。地殻では、場所によって応力に強弱や方向依存性が生まれると歪みが生じ、これが地震や地殻変動となってあらわれるのである。国土地理院では明治以来、数回にわたって国土全体の測量を行っており、数十年ごとの改測結果を比較すると、その間の土地の動きを知ることができ、垂直的な変位を水準測量、水平的な変位を三角測量といったそれぞれの方法で調査が実施されてきた。こうして得られた土地の動きをみると、ごく大筋は山地の隆起と平野・盆地の沈...