商品学 分冊2

閲覧数1,468
ダウンロード数0
履歴確認

    • ページ数 : 10ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    科目コード0821
    商品と市場の安全性について説明しなさい。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    近年、牛肉の産地偽造や料亭での料理の使い回わしなどの事件が起き、食の安全に対する消費者の高まりが大きくなった。これをきっかけに商品や市場の安全性確保は大きな課題となっている。商品の安全性確保の為の公的な制度は、消費者の権利を確保する視点にもとづき、1968 年に消費者保護基本法が成立した。これは、安全である権利に対する危害防止と試験検査等の設備の整備、知る権利に対する計量・規格の適正化、選ぶ権利に対する公正な競争の確保、そして意見をいう権利に対する意見の反映と苦情処理体制の整備であった。なかでも、商品の安全性は、消費者の権利として社会的必然性をもって認識されることとなった。商品の安全性を確保する意義は、①消費者の保護、②産業の発展、③経済社会の安定と発展にある。消費者の保護については、消費者は企業にくらべ、商品についての十分な情報は持ってはいない。そのため、消費者は商品を十分に評価することはできないし、危害や故障が起きた場合に、経済的・身体的・精神的な負担が大きくなってしまう。こうしたことから、商品の安全性を確保することは、消費者の暮らしを守るための重要な課題といえる。産業の発展につい...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。