連関資料 :: 心理学

資料:2,032件

  • 教育心理 設題1
  • 象徴機能の発生について説明せよ(説明には子どもの行動についての具体的研究例も掲示する)。また、教育との関連で大切な点を説明しなさい。  ⇒象徴機能とは、今、知覚しているもので、そこにない物を呼び起こす働きをする機能である。それは、意味するものと意味されるものとを区別して遣うことが可能になるということ、今そこに知覚している物を手がかりにして、そこにない物を思い浮かべ、それに反応することが可能になるということでもある。つまり、具体的な知覚経験をもとに自分なりにイメージを構成し、それを利用してとき・場所を変えて自分なりのやり方で活動するようになるという機能である。それはまた、意味付けをした模倣(ことば等)で表現するということでもあり、前提として、模倣・再現する力の育ち(表象能力)も必要であることは言うまでもない。 子どもは、1歳半から2歳にかけて表象能力を現しはじめる。表象能力の出現を示す初期の活動として延滞模倣が挙げられる。たとえば、中沢の観察によると、ある子どもは「ガアン…、ゴオン…」と言いながら長方形の箱を動かし、ときどき箱を止め、自分のからだの動きも止めて「プシュッ」と言った。電車に乗ったときのイメージをもとに、後日、家の中でその特徴を再現しているのだが、この模倣行為には箱を電車に見立てる活動、箱やからだを動かしたり止めたりして電車に乗っているふりをする活動が含まれている。ここでの箱や子どもの音声・しぐさは、電車という指示対象を意味するもの、すなわち象徴である。 3歳ころには、子どもは、ふりやみたてを複雑に組み合わせて虚構の世界を作り上げるようになる。例えば、3歳児が姉の絵本を何冊もかかえ持ってきて、ほおづえをつきながら、一冊ずつ開いては「ウン、ウン、ウン…だって。おわり」などという様子が観察できる。この場合、子どもはまだ字を読めないのに、いかにも本を読んでいるかのようにみせている。それは単なるモデルの模写ではなく、自分のイメージや知識にもとづいて演技しているのである。やがて、子どもは遊びのなかでの役割を意識し、それにふさわしい動作を思い描き、状況を設定することによってごっこ遊びを展開するようになる。 ガーベイは役割・動作プラン・ものおよび状況の設定の3つの要素に着目してごっこ遊びの構成を分析した。まず、役割対象や動作についての知識の利用である。幼児が最も良く知っているのは家族であり、様々な動物や架空の人物が登場しても、その動作プランは家庭生活における家族の役割にもとづいていることが多い。また、子どもは一日の生活をいくつかの一定のつながりを持った、決まりきった活動の系列としてとらえるようになる。遊びのなかでの動作プランは、こうしたスクリプトに様々なことばを組み入れることによって組み立てられる。さらに、虚構性の表明・調整する手段の上達が指摘できる。遊びを一つのテーマのもと展開させていくためには、子どもどうしが今どのような役割を演じ、どのようなプランのもとに状況を設定しているかを伝え合う必要がある。このようにごっこ遊びの展開は子どもの認知発達によって支えられていると言う。 以上のような認知発達を基に、数概念の獲得や文字の習得につながる。 中沢の研究によれば、子どもは日常生活の中で数を経験する。たとえば、お風呂の中で親が子供を抱いてゆっくり数を唱えて聞かせる。すると、知らぬ間に子ども自身も唱和するようになる。初めは発音は不完全でも次第に一人で唱えられるようになる。また、子どもは生活の中で物を集めたり分けたりするうちに、共通のもののあり方に興味をもつ。
  • 佛大 象徴機能
  • 550 販売中 2008/01/04
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  • 心理研究法1
  • 「心理学の研究法のうち、面接法と質問紙法について述べよ。」  人間に関する知識の多くは、直接・間接に他の人間から入手したものであり、人間こそが知識の最大の源泉である。人間を情報源としてデータを収集するための方法はいくつも開発されているが、ここでは面接法と質問紙法について述べる。  1,面接法について  面接法とは、研究仮説の検証あるいは仮説の生成を目的とし、調査者が与える質問への応答を通して、被調査者の意見や思考に関する質的データ、量的データを得ようとする研究方法である。直接に被調査者と言語を中心とした相互作用をすることによって、話し方や表情・動作などから被調査者の心内過程を明らかにできる。さらに手続きの柔軟さがあり、被調査者にとって自然で制約が少ないという特徴を持っている。  面接法を行う準備としては、まず面接法がこれから調べようとすることに最適な方法であるかどうかを判断する。その後、質問文の作成と設計を行う。また、必要なデータを得ることと被面接者の負担の双方を考える。研究の目的に応じた質問法(「はい・いいえ」での回答を求める質問か、オープンエンドな質問かなど)、質問表現や構成を決め
  • 情報 心理 社会 調査 質問 問題 言語 面接 人間 組織
  • 550 販売中 2008/12/07
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  • 心理研究法2
  • 「心理学の研究法のうち、観察法と実験法について述べよ。」  人間に関する知識の多くは、直接・間接に他の人間から入手したものであり、人間こそが知識の最大の源泉である。人間を情報源としてデータを収集するための方法はいくつも開発されているが、ここでは観察法と実験法について述べる。  1,観察法について  観察法とは、対象の行動を自然な状況や実験的な状況のもとで観察、記録、分析し、行動の質的・量的特徴や行動の法則性を解明する方法をいう。そこでは行動記述(行動のありのままの記述記録)、行動測定(姿勢、発語、やりとりのパターン、移動距離など客観的で観察可能な側面の頻度記録)、行動評定(声の大きさ、注意の程度、活動への集中度など行動の程度の評定)や印象評定(行動から受ける印象の評定)のいずれかが行われる。  (1)観察法の種類と特徴   ①自然観察法(日常的観察、組織的観察)  自然観察法とは、自然の状況下、つまり条件を統制しない日常場面において、対象の行動をありのままに観察する方法である。まず、目的とする行動の起こっている現場で、何が起こっているかを記録することから始まる。日常生活においてさまざま
  • 実験 環境 倫理 社会 観察 行動 自然 言語 問題 観察法
  • 550 販売中 2008/12/07
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  • 発達心理「発達のメカニズムについて」
  • 「発達のメカニズムについて」  人間は誰しも必ず発達を遂げる。その発達にはメカニズムがあり、述べていきたい。 人間の発達に影響する要因として、遺伝と環境があり、発達はこの2つの複雑な絡み合いにより生じるという考えが主流である。 私たちは親から様々なものを受け継いでいるが、逆に私たちの心身の発達を制約したり規定しているといえるのではないだろうか。人間の心身の発達が、遺伝によるものかを確認する研究が行われた。1つは、家系研究法であり、優れた人物の家系から優れた人物が多く輩出されることを見出したが、環境条件を統制できないという欠点があった。もう1つは、双生児法による研究である。これによると、知的な
  • 550 販売中 2009/01/28
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  • 臨床心理とはどのような学問か
  • こちらに掲載しております内容は、決して「模範解答」的なものではなく、あくまでも私個人のレポート・論文として掲載しております。 よって掲載しております内容によって生じました不利益及び問題に関しては、申し訳ありませんが、一切責任を負いかねますのでご了承頂きたくお願い申し上げます。 臨床心理学とはどのような学問か400~800字以内で説明してください。 臨床心理学は近年科学技術の著しい進歩が生んだ社会の歪みや心の荒廃を反映して発展をとげ、今後ますます重要性が指摘されている心理学の一分野である。臨床という言葉は元来「病や死の床に臨席する」という意味を持っていることがわかるように臨床心理学は「心が病んで
  • 心理学 心理 臨床 臨床心理学 近大 豊岡 保育士
  • 1,650 販売中 2009/02/09
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  • 心理基礎実験法
  • 心理学基礎実験法についてまとめ、自分の問題意識に沿った実験のテーマや方法について考察しなさい。 ⑴心理学実験法とは 心理学実験法とは、被験者(対象者)に厳密に統制された環境に入ってもらい、自然な状況では統制困難な変数を意図的に操作し、その結果を厳密に観察しデータ収集を行う事である。心理学における実験は自然界の物理的な現象解析と異なり、複雑多岐にわたる人間心理を対象にすることから、しばしば、統制困難な場合がある。しかし、心理学が近代科学としての立場を取る事になって以来、実験的な方法は客観的な解をもとめるための重要な方法となった。 データ収集法には、観察法、面接法、質問紙法などがあるが、実験法は、他の方法とは違い仮説検証型の研究に都合の良い方法である。実験はフイールドで行う事も可能であるが、自然条件では制約が多いため、様々な変数を効果的に操作できるような整備を整えた実験室で行われ、観察法・インタビュー法・質問紙法も併用することがある。 また実験で得られた情報は数量化しやすく、データの分析に、質問紙同様、様々な統計学的手法や数理モデルを用いた解析法が積極的に利用され、一般に最も厳密な方法であると言える。 ⑵心理学実験法の利点 他に実験の利点としては、①自然現象では生起しにくい条件を人為的に作り出す事が出来る。すなわち独立変数(原因となる要因)を限定することができる。②心理現象の生起に寄与していると予測されるさまざまな変数を組織的に操作することにより、それらの効果を系統的に検討することができる。➂実験結果を歪ませる可能性のある条件を統制できる。すなわち、過剰変数をコントロールできる。④仮説(問題)を検証するのに適した条件(環境)を作ることができる。➄事象の客観的(信頼性と妥当性のある)な測定が可能である。⑥測定結果を定量に分析し、問題となる変数の効果の有無を客観的に決定する事が出来る。⑦さまざまな測定を試みる事により、一つの現象に多方面から接近する事が出来る。⑧測定を繰り返す事により、研究結果の信頼性・一般性を高める事が出来る、などがあげられる。 ⑶実験法の測定と考察点  実験計画を立てて仮説を検証するわけであるが、原因と思われる条件を独立変数とし、その他の要因をすべて一定にして従属変数である現象を測定する。そして、従属変数が独立変数のみによって変化するならば、この現象はこの現象はこの独立変数がその原因であるといえる。 実験計画が確定後、実験方法を決める。この方法は対象にするテーマの特性により変化するが、システマチックな働きかけでなければならない、というのが一般定義であるが、自然科学と共通とはいえ、心理学実験には特有な問題がありこれを考察する。  実験にはある働きかけ(刺激)与えるものであるが、社会的な刺激は前後関係により左右される。例えば、微笑を独立変数、他人に対する効果を従属変数として、その他の微笑がおこる状況をすべて固定して状況を一定にすれば、ある場合微笑は常に脅迫となるか常に好意となるか、一定でしかない。  次に、刺激や行動の定義は非常にあいまいな場合は「操作的定義」が必要となる点である。例えば水はH20であるが、劣等感、創造性、不安などの用語の定義は実験する人の数だけありうる。また実験を単純化するあまりきわめて人工的な状況で行うことにより、あつかう要因と反応が極端に単純化される危険性もある。標本の無作為抽出について、集団を対象とする例が多いが、その場合特定の大学生、受講生、教室などを使う場合が多く、集団特有の性質が反映されがちである。逆に一個体
  • 心理学基礎実験法 実験テーマ 方法 東京福祉大 レポート
  • 550 販売中 2008/01/07
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  • 臨床心理 設題1
  • 臨床心理学における人間理解の必要性および面接場面における留意点について述べよ。 情報化社会と呼ばれる現代、様々なストレスを生み出すことになり、精神障害者数、とりわけ神経症の増加がみられているなか「真に健康である」ということはどのようなことであろうか。身体的には健康であっても精神的な問題を抱えていれば真の健康とは言えない。真の健康とは、身体的にも精神的にも健康であることである。そこで大きな役割を果たすと考えられるのが心理学である。心理学は「困っている人を助ける」学問と呼ばれており、面接によって相手を理解し、援助の手を差し伸べることは臨床心理学の中心課題である。 1.人間理解の必要性について 臨床心理学は機能回復だけが目的の医学とは違い、特定の機能が失われても、失ったままで人生を生き抜ける方法を見つけたり、機能喪失を好機としてさらに意義ある人生を見いだしたりすることが可能である。臨床心理学の出発点として、面接場面での人間理解、無批判の共感と寛容に基づいた人間理解がある。また、この面接場面で大切になるのは、ラポール(心を開いた信頼関係)を形成することであるが、これは容易なことではない。フロイ
  • 環境 心理学 人権 情報 コミュニケーション 倫理 心理 社会 文化
  • 550 販売中 2008/09/19
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