連関資料 :: 各論

資料:210件

  • 刑法各論 強盗罪
  • 【参考判例】昭和52年9月26日・昭和57年7月9日判決 一 本問において、Xが行ったことは大きく分けて2つある。1つは、「代金支払の意思がないにもかかわらず、飲食店Aで飲食した」こと。もう1つは、「支払いを免れるためにビール瓶でBの頭部を強打して…ケガを負わせ、そのすきに逃走した」ことである。以下、この2点について検討する。 二 まず、代金の支払の意思なく飲食店Aで飲食をし、代金の支払を免れたXに詐欺罪(246条1項)が成立しないかが問題となる。  この点、「人を欺いて財物を交付させた」といえるためには、?人を錯誤に陥らせる行為があり、?それによって相手方が現実に錯誤に陥り、?この錯誤に基づいて財物を処分する行為があり、?その処分行為により財物が交付されて移転する、という一連の因果的連鎖があって、これが故意で包括されていることが必要である。  本問の場合、飲食店Aでの飲食の注文は代金支払をその当然の前提としているから、Xが代金支払の意思がなく注文した行為は、Bを錯誤に陥らせる行為といえる。そして、Xの注文に基づいてBは飲食を提供したのであるから、Bは錯誤に陥り、飲食という財物を処分・交付したと解することができる。よってXの行為は、1項詐欺罪の客観的構成要件を充足する。  そして、代金支払の意思がないXには、上記の一連の行為を包括する詐欺罪の故意(38条1項)が認められ、同罪の主観的構成要件も充足する。  したがって、上記の行為だけに着目すれば、Xには詐欺罪(246条1項)が成立すると考えられる。 三 次に、Xは、飲食代金の支払を免れるために、Bを負傷させ逃走している。そこで、Xに強盗致傷罪(240条前段)が成立しないかが問題となる。
  • レポート 法学 刑法各論 強盗罪 財産に対する罪
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  • 各論 小児看護実習
  • Ⅰはじめに Ⅱ関わりの実際  (見学からの学び) Ⅲ考察 Ⅳおわりに Ⅰはじめに 今回、小児実習にて一歳三ヶ月の患児を受け持たせていただいた。外来受診後、気管支炎、急性肺炎にて入院となる。患児はいつも診察室のドアを入ると泣いていたようだ。しかし来院時、泣く事もなくおとなしく祖母に抱かれ診察室へ入って来た。まだ言葉としての表現が難しい齢で Ⅲ考察  子供の入院は家庭で様々な変化をもたらす。今回、一歳三ヶ月の男児を受け持った。付き添いは母親と祖母が交代で行い、母親は仕事帰りそのままに寄り翌朝、祖母と交代し、家の事をしていた。母親は家庭、仕事、付き添いと両立
  • 看護実習 小児
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  • 刑法(各論) クレジットカード詐欺
  • 多額の借金にあえぎ、サラ金業者から再三の取り立てを受けていたAは、まず、自分の時価10万円の時計を、かつて芸能人Bが使用していた時計と称して、Cに10万円で売却し、同日、さらに、X信販会社の会員としてクレジット・カードの発行を受けていたAは、X信販会社の加盟店であるYデパートにおいて、現金を得るための質草にしようと、代金支払いの意思も能力もないのにクレジット・カードを使用して約30万円の電化製品を購入した。Aの罪責を論ぜよ。  1、本問において①Aは、自分の時計を、かつて芸能人Bが使用していた時計と称し、時価相当額でCに時計を売却した。また、②Aは代金支払いの意思も能力もないのにX発行のクレジット・カードを使用し、Yにおいて電化製品を購入した。  つまり本問において、Aの行為①は真実に反する告知をして相手方を誤信させ代金を交付させたとして詐欺罪(刑法246条)、同じくAの行為②はクレジット・カードの不正使用につき詐欺罪の罪責に問われるかが問題となる。  2、そもそも詐欺罪とは、人を欺いて錯誤を生ぜしめ、その錯誤による瑕疵ある意思に基づいて財物や財産上の利益を交付させる罪である。つまり
  • 刑法 判例 問題 各論 商品 詐欺罪 刑法各論 能力 被害 被害者 大学 レポート クレジットカード
  • 550 販売中 2009/07/08
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  • 刑法(各論) 偽装心中
  • 甲は、かねてから交際していた、すでに丙との婚姻関係にある乙女に別れ話を持ちかけたところ、かえって乙女から心中を持ちかけられた奇貨として、追死の意思がまったくないのに、これを装って乙女を欺き、甲も追死するものと誤信させ、まず、乙女が夫丙と暮らしているマンションに立ち入り、かねてから用意していた青酸カリを乙女に手渡し、同女を自殺にいたらせた。甲の罪責を記せ。  1、(1)まず甲は、乙が丙と暮らしているマンションに立ち入っていることから、住居侵入罪(刑法130条前段)の罪責が問われるかかが問題となる。  住居侵入罪は、正当な理由がないのに、人の住居などに侵入した場合に成立する。  ここで、どのような立入りを「侵入」とするのかという問題があり、住居侵入罪の保護法益とも関係して、住居権者・管理者の意思に反する立入りを侵入であるとする見解(意思侵害説)と、住居の平穏を害する立入りが侵入であるとする見解(平穏侵害説)が対立している。この点につき判例は、住居権者等の意思に反する立入りをもって「侵入」と解している(最判昭和58・4・8刑集37・3・215)。  その他、住居侵入罪は、他の罪との手段と目
  • 刑法 自殺 問題 判例 自由 犯罪 生命 刑法各論 各論 大学 レポート 偽装心中
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  • 行政法各論レポート
  • (設題) 1 予算と予備費の関係について述べよ 2 都市計画で建築制限がなされた者は、損失補償を求め得るか (解答) 設題1について 予算は、一般的・実質的には、一定期間における収入支出についての予測的算定を意味するが、制度的・形式的にいえば、一定の手続により作成・議決される歳入・歳出の見積であり、会計経理についての準則となるものを指す。例えば、国の予算の場合、内閣が作成して国会に提出する予算案と称すべきもの(憲60条・73条5号・86条・88条)も、国会の議決を経て成立し法的効力をもつもの(憲87条1項)も、単に予算と表現される。そのため、現行制度上は予算の作成と予算の執行とが区別されているが、さらに、予算の一つの内容である歳入歳出予算のみを指して予算と呼ぶことも多い。 現行の制度の下では、内閣によって作成されるべき予算は、予算総則・歳入歳出予算(予備費を含む)・継続費・繰延明許費・国庫債務負担行為の5つの内容からなる。このうち、予算総則は歳入歳出予算以下の4つの内容について総括的規定などを含み、条文の形式で表されるが、予算の本体をなすのは歳入歳出予算であり、狭義の予算はこれを指すこ
  • 法律 都市 問題 国会 総則 内閣 制度 都市計画 建築 責任
  • 1,100 販売中 2009/03/01
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  • 債権各論レポート(請負)
  • 請負(請負人の仕事完成義務) ①請負とは、当事者の一方(請負人)がある仕事の完成を約し、相手方(注文者)がその仕事の結果に対して報酬を支払うことを約する契約をいう(632条)。請負は、諾成・双務・不要式の契約である。 ②請負人は、請負契約の成立により適当な時期に仕事に着手し、契約に定められた仕事を完成させる義務を負うのであるが、請負契約の目的物が物の製作である場合(建物建築を例にとる)に、その物の引渡し前における所有権の帰属はどうなるかが問題となる。  この点、材料供給等の事情を問わず、完成によって不動産になったときに、原始的に注文者に帰属すると解する説もあるが、注文者が建築材料の主要部分を供給したとき、建物の所有権は原始的に当然注文者に帰属し、請負人が自己の材料で注文者のために注文者が権利を持つ土地の上に建築したときは、その所有権はまず請負人が取得し、引渡によって初めて注文者に移転すると解する。材料を自己の出捐によって供給した者に所有権の帰属を認めるのが、最も当事者の合理的意思に合致するし、請負人が出捐して家屋を完成させた場合、請負人には請負代金債権の確保の必要があり、一旦請負人に所
  • 問題 仕事 契約 材料 建築 目的 義務 自己 消滅 供給 請負
  • 770 販売中 2007/11/08
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  • 刑法各論 文書偽造罪
  • 文書偽造の論点 一 Xの罪責について 論点 1.「A大学理事長X」という表示が他人名義の冒用といえるか。 ↓(そこで) 当該文章の名義人を誰と解するかが問題となる。 ↓(この点)<反対説> 代理人と本人を一体とする「A代理人X」という人格が名義人であり、そのような人物は存在しないから(架空人名義の文書)、一般人がそのような名前の人物が存在すると誤信しうる範囲で偽造罪が成立するとする見解がある。 ↓(しかし) 架空人名義を想定するのは技巧的に過ぎる。 ↓(そこで) 偽造罪の保護法益は文書に対する公共の信用であるから、名義人が誰であるかというところは一般人が何を信用するかという点から判断するべきである。 ↓(この点) 代理名義の場合、効果が本人に帰属するものであるから、一般公衆も本人の文書として信用するといえる。 ↓(よって) 名義人は本人であるあると解する。 二 Yの罪責について 論点 1.内容虚偽の写真コピーを写しとして使用する目的で作成する行為は偽造罪にあたるか。   →文書偽造罪にいう「文書」は原本でなければならないか。 2.改ざんした写真コピーが偽造か、または変造にあたるか。 3.コピーの作成名義人は誰か。 4.代理人名義を冒用した場合も「偽造」といえるか。(Xの罪責の論点参照)
  • レポート 法学 刑法 各論 文書偽造罪
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