Ⅰ胎児期および乳幼児期
胎児期においては実際に持つ子供の数が親が思う子供数を下回っている実情がある、その負担感は「子育てにお金がかかる」「育児の体力的な問題」「子供の将来、育児の心理的負担」などが理由となっており育児ストレスが起こりやすい。又、乳児期の発達課題は「基本的信頼感対不信」である。これは「安心感」「保護」「愛される感覚」を包含する信頼感で乳児は養育者との関係を通して、保護し欲求を満たしてくれる信頼の感覚を身に付ける。反対に母性的ケアを受けない養育で愛着の形成が阻害されると、子供の心身に(低身長、やせ、発達遅延、無表情など)が現れる、これを愛情遮断症候群といい、ホスピタリズムも同様である。
Ⅱ学童期
児童期とも呼ばれ小学生の時期であり級友に対して優越感や劣等感を感じ始める時期である。又、心の可塑性や弾力性に富み変化しやすくその為にも学校を中心とした生活圏の確保が必要である。行動的には次の慣例が教育界にある。1つは非社会的行動であり、児童の年齢相応の社会化に必要なコミュニケーションが行えず、親に過度に依存的であったり、仲間関係が形成できず、回避的であったり、引きこもったり...