化学療法時の看護と注意点

閲覧数8,067
ダウンロード数49
履歴確認

    • ページ数 : 7ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    化学療法時の看護と注意点
    1、化学療法開始における注意点

    化学療法は治療期間が長期に及ぶことが多く、副作用による身体的苦痛や予後に対する不安などもあるため、患者は治療に対して消極的になることも少なくない。そのため、治療を中断せず受けられるように身体的・心理的支援を行っていくことが重要である。具体的には以下の点に注意して看護を展開していく。

    ・治療の効果による利益と治療に伴う不利益(副作用など)を十分かつ慎重に検討したうえで治療を導入する

    ・上記の結果と疾患の状態とを患者に十分に説明し、理解・同意を得たうえで治療を開始する

    ・治療の説明・指導を行うとともに、患者の持つ不安が表出されるように援助していく

    治療開始前の観察事項

    他に使用している薬剤(他科での処方薬、市販薬など)、過去の薬剤アレルギー及び副作用の発現、その他アレルギーの有無、妊娠中・授乳中でないか(産科歴)、治療に対する認識と受容、現病歴(疾患名とその臨床進行病期)・既往歴、治療方針(クール数、化学療法後の追加治療予定)
    2、化学療法の流れ

    患者状態観察

    治療開始当日には事前にバイタルサインを測定し、自覚症状、...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。