07826 教育社会学 第1分冊
○一人前の男になるには
苗木は木に成長をする。おたまじゃくしもかえるになる。他の植物や動物も成長をしたら、同じような見た目になり、同じような生活を送る。しかし、人間の子どもは、未成熟のまま生まれ、多くの援助がなければ、一人前の大人にはなれない。人間の子どもが大人の男性・女性になるには精神的に成長をした同性と多くの時間接触する必要がある。
一人前の大人といっても男性と女性では違うと思う。男女平等やジェンダーだからといって、肉体的にも精神的にも男性と女性では育つ成長や過程や周囲が変わってくる。つまり、大人といっても男女間で考え方や認識の差が出てくる。子どものころの憧れの人が男の子であれば男性であり、女の子であれば女性であることが多いだろう。子どもの成長過程においても男性・女性に分けて教育においても、育て方が変わってくる。
法律で大人を考えるならば14歳で刑事責任の雨量、18で司法の成人年齢、20選挙権、成人式25歳で被選挙権。しかし、これはただ年齢を重ねれば誰でも取得が出来るものである。たとえば、障害を持っている人でも当てはまるし、病気や自己...