中学校(高校)における学級活動の留意事項について
まとめてください。
教科教育と教科外教育は車の両輪に例えられるように、ともに学校教育の基本理念を支えている。特別活動はこのうち教科外教育に含まれ、その基本的性格は、集団活動を通して、お互いの個性を発揮し、尊重、理解し合い、人間関係の形成や在り方を学ぶこと、主体的・自主的な実践力や社会的適応力を養い、公民的資質の向上を図るものである。また、技術革新、情報化、生活様式の都市化、核家族化など子どもたちを取り巻く環境が激変している現代社会では、集団の一員としての在り方や人間関係の結び方を体験的に学ぶ機会が極端に少ない。よって特別活動は子どもたちの人間形成上不可欠なものとなってくるのである。
特別活動は、学級(ホームルーム)活動、生徒会活動、学校行事、から成る。このうち学級単位で行われるのは学級活動だけである。学習指導要領では「学級活動においては、学級を単位として、学級や学校の生活の充実と向上を図るとともに、生徒が当面する諸問題への対応及び健全な生活態度に資する活動を行うこと」とされている。つまり学級活動は学級担任の全面的指導のもと、その内容達成...