『わが国で自然災害が発生した地域をひとつ選び、過去の自然災害と被害について述べ、その発生原因と対策を地図を示して考察せよ』
私は昨年の12月、観光で神戸の街を歩き回った。その途中、一冊の雑誌から「阪神淡路大震災」ということばが飛び込んできた。その記事には現在の神戸も街並みとはかけ離れた、まるで戦争による空襲を受けたかのような写真が載せられていた。
今回、そのときの記憶を思い出し、また心に刻むと言う意味もかねて、阪神淡路大震災(兵庫県南部地震)について考察していきたいと思う。
~記録、そして記憶~
1、阪神淡路大震災の概要
発生年月日、平成7年(1995年)1月17日(火)5時46分
地震名、平成7年(1995年)兵庫県南部地震
震央地名、淡路島(北緯34度36分、統計145度02分)
震源の深さ、16km
規模、マグニチュード7.3
各地の震度
震度7 神戸市須磨区鷹取、長田区大橋、兵庫区大開、中央区三宮、灘区六甲道、東灘区住吉、芦屋市芦屋駅付近、西宮市夙川など、宝塚市の一部、淡路島北部の北淡町、一宮町、津名町の一部 (別紙資料、地図1・2参照)
震度6 神戸、洲本
震度5 京都、彦...