「保育者の専門性と資質について述べよ。」
「保育」という仕事は、誰にでもできる仕事ではなく、母親の育児と保育者の保育はまったくの別物なのである。保育者は、子どもの成長する過程を知り、その発達に応じて適切に対応をしなければならない。また、乳幼児期の保育は、人を育てる最も大事な部分であるため、とても重要である。
つまり、保育者には専門性や資質が求められているのである。しかし、社会が求めているものはいつの時代も同じというものではない。保育のあり方は、社会の変化と密接な関係であり、日々その状況が変わりつつある。そこで、本レポートでは、保育者に求められる専門性・資質について述べた上で、多種多様なニーズに合わせたサービスが求められている現状を踏まえ、考察していく。
1 保育者の専門性
保育に携わる者は、乳幼児保育に関する多方面の知識と技術を、総合的に学習していることが基本的な条件である。その上で、保育者は、一人ひとりの子どもの心を理解し、受容し、その要求を満たすなどの適切な保育をしなければならない。
保育者は、論理的に学習した上に、自分が体験し、洞察した中から様々なものを得て、それが保育...