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    1. 目的
     マイクロプロセッサが動作する時のバス上の信号をモニタして、信号の流れとタイミングを理解し、これに基づき簡単な出力インタフェース回路を構成する。これにより、マイクロコンピュータのハードウェアに対する基本的な理解を深める。
    2. 解説
     コンピュータは中央処理装置(CPU)とメモリと周辺機器から構成される。通常、処理機器とメモリ・周辺機器はバス(bus)と呼ばれる信号線群で接続され、バスと周辺装置の間には周辺インタフェースと呼ばれる回路ユニットが介在する。周辺インタフェースは、CPUと周辺機器との間でやりとりされる信号のタイミングを調整し、信号の授受を円滑にする働きがある。
    CPUの機能を1個または数個のLSIで実現したものをマイクロプロセッサ(MPU)といい、MPUを中核として構成されたコンピュータをマイクロコンピュータ(マイコン)という。
     本実験では、MPUとして8ビットMPUであるZ80を用いたマイクロコンピュータを使用する。Z80を動かすクロックは2MHzとした。Z80プロセッサについての説明は第8章で述べる。
    3. 実験方法
    3.1 実験に使用する機器
    Z80マイ...

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