術後の観察項目とその根拠

閲覧数20,178
ダウンロード数193
履歴確認

    • ページ数 : 11ページ
    • 会員880円 | 非会員1,056円

    資料紹介

    1.呼吸器系
      呼吸回数・深さ
      努力呼吸
      リズム異常
      胸郭の動き
      肺音の聴診
      喀痰の性状
      酸素飽和度
      チアノーゼ
    2.循環器系
      血圧
      脈拍・回数・緊張・不整脈
      頸動脈の怒張
      体温・皮膚・粘膜
      尿量・性状
      中心静脈
    3.中枢神経
      意識レベル
      瞳孔
      視力・視野障害
    4.神経系
      腕神経叢
      仙骨神経叢
    5.血液検査
    6.血液生化学検査
    7.尿一般検査
    8.手術・麻酔による神経系の生体反応
      視床下部・下垂体・副腎・交感神経
      腎・副腎皮質系
      膵島系

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

      術後の観察項目と根拠
    系統 観 察 項 目 根 拠 呼



    ① 呼吸回数・深さ
    正常:12~18 回/分、1回換気量 = 500 ml程度
    異常:
    ・浅くて深い呼吸⇒呼吸不全の早期症状
    ・浅くて速い呼吸⇒肺・胸郭系
     (肺水腫・急性呼吸促迫症候群ARDS・重症肺炎)
    ・浅くて遅い呼吸⇒呼吸中枢刺激
                (麻酔薬・モルヒネ)
    ・深くて速い呼吸⇒呼吸中枢刺激
         (過呼吸症候群・糖尿病性アシドーシス)
    ・深くて遅い呼吸⇒気道抵抗の増加時
         (気管支喘息・肺気腫・中枢性気道閉塞)
    ・喘鳴⇒喘息・気管内異物・咽頭浮腫
    ・頻呼吸:25 回/分 以上(発熱・肺炎・呼吸不全) 
    ・徐呼吸:12 回/分 以下
         (頭蓋内圧亢進・麻酔薬・睡眠薬投与時)
    ・無呼吸:呼吸が一時的に停止
    ・多呼吸:呼吸数・深さともに増加 (肺塞栓など)
    ・少呼吸:呼吸数・深さともに減少 (死亡直前)
    ・過呼吸:深さが増加  創痛により呼吸が浅くなり、麻酔薬により腸蠕動運動が低下し鼓張が原因となって横隔膜が挙上し、十分な肺の拡張が得られない。また、舌根沈下・吐物・分泌物な...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。