手形小切手法論文答案練習手形行為総論 交付欠缺 手形理論

閲覧数2,953
ダウンロード数5
履歴確認

    • ページ数 : 3ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    タグ

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    手形小切手法論文答案練習 手形行為総論
    ~交付欠缺(手形理論)~
    【問題】
     Yが約束手形を振り出すに際し、手形に署名後交付前に手形を盗取された場合、善意無重過失で裏書譲渡を受けたXは、Yに対して手形金を請求できるか。
    【考え方】
    手形行為:手形上の法律関係の発生・変動を生ぜしめる手形上の法律行為(あるいは手形上の債務の発生原因である法律行為)
    約束手形の振出は、手形金額を第一次的・最終的に負担することを目的とする手形行為である。
    ・・・手形行為は
       ①証券に一定の事項を記載して署名するという行為(書面行為)
       ②証券を授受するという行為(交付行為)
       に分析できる
     → 手形行為はいつの段階で成立するかが問題となる。(善意の手形取得者と手形署名者の利益のバランス)
    1)交付契約説
     ・・・手形行為は契約であり、それは手形を作成し、授受することを方式とするものであるから、手形行為の成立には手形の交付を要する
    2)発行説
     ・・・手形行為は単独行為であるが、その意思表示は相手方に到達することを要するから、手形行為の成立には手形の交付を要する
    3)権利外観理論
     ・・・交付契約...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。