憲法論文答案練習裁判所 司法権の限界

閲覧数2,717
ダウンロード数3
履歴確認

    • ページ数 : 4ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    憲法論文答案練習 裁判所
    ~司法権の限界(統治行為)~
    【問題】
    日本国憲法において、いわゆる統治行為を認めることができるのか。
    【考え方】
    ・・・裁判所は、「一切の法律上の争訟」を裁判する(裁判所法3条)が、これには、いくつかの例外がある。その例外の一つとして「統治行為」が挙げられる。
    →「統治行為」とは、「高度の政治性を有する国家行為で、それについて法的判断が理論上可能であるにもかかわらず、その高度の政治性ゆえに司法審査の対象にならないもの」をいう。
      ⇒ 「統治行為」の(1)肯否および(2)肯定されるとしてその範囲が問題となる。
    (1)統治行為の肯否
    <見解>
    1)明文の規定が存在しないこと、重大な憲法問題はすべて統治行為とされかねないこと等を根拠として否定する見解
    2)(その範囲・限界は別として)統治行為の存在を肯定する見解。
      ・・・肯定説はさらに、
        ① 統治行為をもって、民主政の原理や民主主義的責任主義からする司法権の憲法上の本質に内在する制約であるとする見解(内在的制約説)
        ② 社会的混乱、国家意思の分裂、裁判所が政争に巻き込まれることの防止等からする...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。