憲法論文答案練習国会 内閣の法案提出権

閲覧数1,392
ダウンロード数0
履歴確認

    • ページ数 : 3ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    憲法論文答案練習 国会
    1 内閣の法案提出権
    【問題】
     内閣に法律案の発案権(・・・法案提出権)が認められるか。
    【考え方】
    ・憲法41条は国会を「唯一」の立法機関とし、ここから、①国会中心立法の原則、②国会単独立法の原則が導かれる。
    ① 国会中心立法の原則・・・国会以外の機関による立法(実質的意味の立法)は、憲法に特別の定めがある場合を除いて許されないとする原則
      ② 国会単独立法の原則・・・憲法に特別の定めがある場合を除いて、国会による立法には国会以外の機関の参与は必要としないとする原則
    ⇒ 内閣に法案提出権が存するかは明文の規定がなく、上記②で記述した国会単独立法の原則との関係で、内閣に法案提出権があるかどうかが問題となる。さらに、内閣に法案提出権があるとした場合、憲法は内閣の法案提出権を積極的に承認しているか、それとも、許容しているに過ぎず立法に委ねているとするかが問題となる。
    ○ 見解
     1)違憲説
     ・・・発案も立法において重要な地位を占めること、国会単独立法の原則の徹底という趣旨からして、法律の発案も立法作用の一内容をなすとして、内閣に法案提出権を認めるということは国...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。