民事訴訟法 論文答案練習
~訴訟事件・非訟事件、境界確定の訴え~
【問題】
訴訟事件と非訟事件の区別について説明した上で、境界確定の訴えの性質と裁判所の対応を論ぜよ。
【考え方】
・・・ポイントは、
①訴訟事件と非訟事件の意義・差異・区別基準
②境界確定の訴えの法的性質
③境界確定の訴えに対する裁判所の対応として、裁判所が当事者の主張に拘束されるのか。
の3点である。
・ ①について
(1)民事訴訟手続と非訟事件手続との差異
処分権主義 弁論主義 対審構造 裁判の形式
民事訴訟手続 → 採用 採用 採用 判決
(不服申立ては控訴・上告)
非訟事件手続 → 排除 排除 排除 決定
(不服申立ては抗告)
⇒ 民事訴訟手続の方が手続保障において優れている一方、非訟事件手続では具体的事案に応じて柔軟に解決することが可能である。
(2)民事訴訟手続と非訟事件手続の区別基準
1)国家作用説
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