精神保健福祉援助実習
1、実習は自分にとってどのような意義があると思われるか。
実習は今まで学んできた知識や技術を実践に生かすための重要な機会である。精神障害者がもつ生活のしづらさや、現在も続く差別や偏見、施策や社会資源の乏しさなど、これまでさまざまなことをテキスト等から学んだ。そこで今回の実習では、地域で暮らす精神障害者にとってどんなことが生活上の壁になるのか、生活の主体として豊かな暮らしを営むために、どのような支援が必要なのかを、利用者の暮らしや支援者の実践から学びたいと考えている。
実習の目的を2つ設定した。その1つめは診療所の患者やデイケアの利用者との関わりから、精神障害者の地域生活の実状を知り、精神障害者の生活のしづらさについて個別理解を深めることである。対象者と積極的に関わり、コミュニケーションの中から、日常生活でどのようなことに困難や不安を感じるのかを知る。また、個別の対象者の生活歴などを知り、個人としての対象理解を深めたい。
地域生活を支えるために、精神保健福祉士がどのような役割を担っているかについて学ぶことを2つめの目的とした。精神保健福祉士が利用者やその家族にどのように対応しているのか観...