重複保険の場合の支払い方法(保険法)

閲覧数3,673
ダウンロード数7
履歴確認

    • ページ数 : 4ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    ★重複保険の場合の支払い方法について説明しなさい。

    1.重複保険とは、同一の保険の目的物について、被保険利益、保険事故が同一であり、か
    つ、保険期間が重なる数個の損害保険契約が併存し、なおかつ、それらの保険金額の総額
    が保険価額を超過する場合をいう。商法上、重複保険には2つの形態がある。同時に数個
    の保険契約が締結された場合の重複保険(同時重複保険。商法 632 条1項。なお、数個の
    保険契約の日付が同一の場合には、当該数個の保険契約は同時に締結されたと推定され
    る。同条2項)と、相次いで数個の保険契約が締結された場合の重複保険(異時重複保険。
    商法 633 条)である。では、それぞれの保険金の支払方法は、どのようなものであろうか。
    2.商法632条1項は、同時重複保険における各保険者の負担額は、その各自の保険金額
    の割合により定めると規定する(保険金額按分主義)。例えば、保険価額 3000 万円の家屋に、
    A 保険会社と 3000 万円の火災保険契約を締結し、同時に B 保険会社と 2000 万円の火災
    保険契約を締結した後、当該家屋が全焼して 3000 万円の損害が発生した場合に...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。