春夏秋冬に合う敏捷性を伸ばす幼児運動

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     私たちが生活する中で、転びそうになったら手をついたり、公園で遊んでいるときに、前からボールが飛んできたら、さっとしゃがんで避けるなど身を守るために重要な動きがあります。このような動作、すばやさに関する能力を敏捷性といいます。この敏捷性を高めるには、どのようにすれば良いのか考えてみました。
    運動能力のひとつになる敏捷性は、平衡性、協応性とともに調整力といわれています。例えばボールの受け投げ、ラインの上を走る、片足立ち、跳ぶ、スキップなど、身のこなしの器用さに関わることで、神経系の働きなしには成り立たない、動作をまとめる力です。敏捷性は学校のスポーツテストであった反復横とびでチェックすることができます。平成16年度、小学1年生の全国平均は、男子で26.04回、女子で25.63回でした。普段運動をしていないと、意思と筋肉をつなぐ回路が閉じてしまって、複雑な動きや速い動きに体がついてこなくなります。敏捷性を高く維持することは、転倒や障害予防、生活の質に影響するので幼児のうちからトレーニングする必要があります。敏捷性は5歳以降にかなり発達すると言われています。ですから幼児期の運動遊びには、筋力...

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