88回問136
フロセミドに関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
主な作用点はヘンレ係蹄の太い下行脚である。
利尿効果はトリクロルメチアジドよりも強い。
Na+-K+-2Cl-共輸送系を促進する。
血漿レニン活性を上昇させることがある。
高尿酸血症を引き起こすことがある。
1(a,b,c) 2(a,b,e) 3(a,c,d)
4(b,d,e) 5(c,d,e)
解答 4
× ループ利尿薬であるフロセミドの主な作用点は、ヘンレ係蹄の太い上行脚である。
○ ループ利尿薬であるフロセミドは強い利尿効果を示す。
× ループ利尿薬であるフロセミドはNa+-K+-2Cl-共輸送系を阻害する。
○ フロセミドの利尿効果により循環血流量が低下すれば、腎臓の傍糸球体細胞からのレニン分泌が促進する。したがって、フロセミドは血漿レニン活性を上昇させることがある。
○ ループ利尿薬であるフロセミドの主な副作用は、高尿酸血症、低カリウム血症、耐糖能低下などがある。