日大 通信 経済原論分冊1(利潤最大化と費用最小化で決定された生産量の同一)A評価

閲覧数2,712
ダウンロード数22
履歴確認

    • ページ数 : 11ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    完全競争市場とは(1)売手と買手の多数性、(2)取引される財の同質性(3)情報の完全性(4)参入と退出の自由(5)産業間における生産要素の完全可動性、という五つの条件がすべて満たされた市場のことである。このような市場下において、企業の最大利潤化で決定された生産量と費用最小化で決定された生産量とが同一量であることを、最適条件を明示して説明する。
    まず、利潤の最大化を目的に生産関数を用いるが、最も単純なものについて、その性質を考える。投入される各生産要素の数量をa、b、c、…、産出の数量をxとし、可変的な投入はaだけであり、b、c、…、は全て固定的であると仮定する。定数は関数式から除外してよいから、生産関数はこの
    場合x=f(a)のようになる。この1投
    入1産出の生産関数を図示したの
    が次の図4・1のTPa曲線で、これ
    は生産要素aの総生産力曲線と呼ばれる。TPa曲線の傾きを定義した後に、その理由を考える。図のBCの距離をΔa、DCの距離をΔxとすると、dx/da=Δx/Δa=f`(a)は、A点を限りなくB点に近づけたときの三角形ABCの傾きであり、B点における接線の傾きに相当する。この値...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。