●課題2 人とかかわる力の発達について、幼児期から青年期までの一般的な年齢変化を解説し、その変化に及ぼす学校教育の影響について考察しなさい。
教育心理学
まず最初に「幼児期」においては、親が子供に対してしつけ、という形で教える際には、子供の見習うべきモデルとしての役割を果たすことで、子供が社会性を身につける端緒を作る。また、親兄弟を中心としたごく限られた関係性の中で、自分に相手を合わせようという段階から、「いたずらをやりたいのに叱られる」といった葛藤を通じ、精神的に不安定な状態を経験することにより、自分を抑えることができる段階に進み、相手の要求に合わせるという自制心を身につけると考えられる。保育園や幼稚園に通う段階になると、学校教育的なものはほとんど行わないが、子供は学校以外の存在を接するようになり、実地で「社会的交渉技能磨いていく」他者の行動の言葉にならない意味を知り、コミュニケーション技能を学び、自己主張と自己抑制のバランスを知るのである。次に「児童期」になると、学校という場において対人関係が拡大していく。初期段階としては、多くに知らない子供の中で生活する不安を解消するという意...