河川沿い平野の三基本地形の特色と沖積平野の古地理変化

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    ●(課題2)河川沿い平野の三基本地形の特色と沖積平野の古地理変化
     河川沿い平野は、河川の流れによる土砂礫の運搬作用と、水域での堆積作用といった営力によって形成されたものであり、その勾配や堆積物の粒径といった特徴から、以下の三つの基本地形に分けることができる。 扇状地は、河川が山地から平野や盆地に出るところに形成されるものである。堆積物は砂礫を主とし、排水がよく地下水位が深いことが多い。そうしたことから、畑として利用されることが多い。日本においては、急峻山地が海まで迫り、河川が急であることから、天竜川などのように海岸近くまで達している場合もある。 自然堤防帯は、洪水が起きた際に運搬されてきた物質が、水がひいた後も残って生じた微高地である。堆積物はシルトや細砂を主とし、排水がよいことが多い。そうしたことから、畑として利用されるだけでなく、集落や道路が分布することが多い。自然堤防間の湿地は後背湿地といい、泥炭土や黒泥土を主とし排水が悪い。利用手段としては、水田としての利用が多い。 三角州は、河川が海や湖に出るところに形成されるものである。もちろん、海の近くにできるために、海からの波浪や潮汐...

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