エクメネー(人地)

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    指導方法エクメネー

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    ●エクスメネーついて述べなさい。

    まず最初にエクメネーとは、ギリシア人が人間の住める世界のことをオイクメネーと称したことに由来し、人間の居住域のことを指す。大航海時代が訪れ、それまで各地に散在していた文明の交流が加速するようになるまでは、エクメネーは各地でバラバラに存在していた。例えば現代のヨーロッパ文明に至るところのギリシア、あるいはローマ地域に一つにエクメネーがあり、中華文明を生んだ東アジアにも存在し、またマヤ文明やインカ文明などを産み出した南アメリカにもまた別に存在していた。他方、「エクメネーの拡大」という言葉が用いられるとき、その内実はヨーロッパ人のエクメネー拡大を指すことが多い。ヨーロッパ人が世界に進出するにつれて、「エクメネーが拡大」していったとも表現されるのである。

    それまで各地に散在していたエクメネーが統一されるようになったのが、大航海時代であった。コロンブスが北米大陸に到着し、ヴァスコ・ダ・ガマがアフリカ南端を喜望峰となづけ、マゼランが世界を一周するようなこの時代になると、例えばそれまでヨーロッパとは別のエクメネーとして存在していたインディアン帝国も、ヨーロッパ発...

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