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何故、子どもの活動を総合的活動として5領域から捉えるのか、その意義と問題について述べよ。
1、はじめに
子どもは、未成熟・未発達・未分化である。そして、未来社会の構成員でもある。そして、その子どもは、遊びながら育っていく。遊びは、楽しく、子どもの成長に不可欠なものである。子どもは、遊びを通して人と関わることを知り、友達ができる。また、様々な経験を通して、規則やルールを知り、社会性や協調性を身につけることができる。未成熟・未発達・未分化な子どもが、遊びを通して、人として育っていく過程を支援と援助でサポートしていくことが保育であると考えられる。
そこで、以下に、「子どもにとっての遊びがなんであるか」を考察し、「保育者は、その活動をどう捉えたらいいか」を領域について述べ、実践から考察をしていきたいと考える。
2、子どもにとっての遊びとは
幼稚園教育要領・総則には、幼稚園教育の基本として、「幼児の自発的な活動としての遊びは心身の調和のとれた基礎を培う重要な学習であることを考慮して、遊びを通しての指導を中心として保育のねらいが総合的に達成されること」と記されており、また保育所保育指針...