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幼児保育の基本と、教科「生活」の目標や内容との関連や連続について具体的に考察せよ。
1、はじめに
保育の中で、子どもは様々なことに関心を持ち、遊びを展開していく。「なぜ?」「どうして?」と疑問を持ち、物の名称等を知る。
冬の寒い日に公園に出かけた5歳児が、氷を見つけ手に取る。冷たい、綺麗と興味をもち、友達に見せたいとビニールに入れて持って帰る。帰ると氷は溶けてしまった。「あーなくなっちゃった」と袋を見て残念がる。この体験から、「これは、お水が冷たくなって氷になったんだよ」と言うようになる。
幼児は、具体的な体験を通して、興味を持ち活動し、心身ともに成長していく。この体験が、小学校の教科学習への興味や関心をさらに高めていくと考えられる。
以下に、「幼稚園教育要領や保育所保育指針から幼児保育について」と「小学校学習要領の生活編から目標や内容について」を読み取ったものをまとめる。そして、幼児の「保育」と小学校の「生活科」との相違点や発展性を考察し、関連性や連続性について考えてみる。
2、幼児保育の基本
幼児は、遊びを中心にした生活の中で、自ら興味や関心を持って環境に積...