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保育の場で出会う可能性のある心身の障がいについて、いくつかのタイプを挙げ、それぞれに起こりうる生活上の困難について述べよ。
1、はじめに
私は、保育園で保育士をしている。出会う子ども達の中に障がいのある子ども達もいる。障がいがあるが※注1定型発達児と一緒に過ごすことで、効果があると考え保護者が入所を希望するケースがある。一方、入園後、行動や言語の遅れを保育者が発見するケースや、特に明確な診断はないが、人との関係でトラブルが目立つ「気になる子」のケースに出会う。
特別なニーズや援助を必要とする子ども達であるが、友達と楽しく遊びたい気持ちや大きくなりたい気持ちは、どの子も同じである。その願いを大切にすることは、障がいから来る生活のし難さを出来る限り軽くし、子どもとして当たり前な生活や遊びを出来るように育てていくことなのだと感じている。
以下に、障がいのタイプを挙げてみたい。
2、障がいのタイプについて
障がいには次のようなものがある。知的障害、広汎性発達障害、自閉症、高度自閉症・アスペルガー症候群、ADHD、LD、脳性まひ、重度心身障害、てんかん、ダウン症候群などであ...