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今日の多くの学校や研究所相談室では、来談者中心療法と行動療法のカウンセリング技法が活用されている。この2つを基礎的な理論面、技法面、長所短所等を比較しながら述べよ。
1.はじめに
私は、保育園で保育士をしている。その中で発達障害ではないが日常生活での行動面や人との関わり方が気になる子どもたちに出会うことが多くなっている。保育の中で子どもに行動療法的働きかけなどをするだけで、その子どもの気になる姿が変わっていくケースは少なく、親との面談を必要とするケースが増えている。また、親が精神的に病んでいるケースや虐待が疑われるケースなどもある。
幼稚園や保育園、学校は、保育や教育をするだけでなく、子どもの問題や親等の悩みを解決し、援助することが求められている。つまりカウンセリングが必要になってきている。
個人面談という形で、悩みを抱えている親と話をする時、親が安心して子育てを出来る援助をすることは大変難しい。もっとカウンセリングについて学ばなくてはと感じている。
カウンセリングで主に活用されているのが、来談者中心療法と行動療法である。以下にこの2つの療法の理論・技法・長所短所についてそ...