P6703 人権(同和)教育(テスト1-6&他)
テキストや多くの資料を読み、まとめました。
テストでも高得点をマークできました。
*タイトルの「他」は諸説についてまとめたものです。
1.部落問題解決に向けた近代以降の運動・行政・教育などの取組について
2.同和(部落)問題の歴史と差別問題やその解決に向けた取組の現況・今日的課題
3.人権教育と同和教育の関連について
4.人権教育(人権教育のための国連10年)の定義を100字以内でまとめ、これを踏まえた人権(同和)教育のあり方について論ぜよ
5.学校教育における人権(同和)教育のあり方について実践にふれながら論じること
6.50年に及ぶ戦後の同和教育のあゆみと意義について
*部落や差別の起源をめぐる諸説について
1「部落問題解決に向けた近代以降の運動・行政・教育などの取組について」
かつて日本の社会に存在した身分制度は、明治4年に「解放令」が公布されたことにより、廃止された。しかし、その後も、かつての制度に基づく差別として部落問題が残っていたのである。近代以降、この部落問題を解決するための運動が盛んになり、さまざまな取り組みがなされてきた。
明治中期、被差別部落の困窮が鮮明になり、生活や環境の改善を求めて、部落改善運動が起こったのである。やがて部落差別の原因が、部落にではなく、社会にあると考えられるようになり、融和運動が起こった。
大正になり、インフレのために米の値上げが行われると各地で米騒動が起こった。民衆蜂起の先頭に立ったのは、もっとも困窮していた被差別部落の人々であった。この蜂起で米の安売りを約束させることができたことで、自ら立ち上がり闘う意義を学んだ部落の人々は、のちに全国水平社を結成する。その後、水平運動は全国に広がり、300近くの水平社が生まれた。
戦後の部落解放運動の大きな転機となったのは、京都で起こった「オールロマンス事件」であった。『オールロマンス』という雑誌に、京都市内の被...