Z1002 スポーツ論入門(テスト1-6&他)
テキストをもとにまとめたものです。
テスト前に暗記し、無事パスしました。
*このテストでは過去2年間に7つの設題が出題されています。
タイトルの「他」はその7つめの設題です。
1.心臓、瞳孔、胃腸壁に対する交感神経、副交感神経の働きについて記述しなさい
2.骨格・関節の形状と機能
3.動作する際の協同筋と拮抗筋との係わり合い
4.自律神経系の諸器官への働き
5.運動に要する酸素量
6.体力を高めるためのトレーニング
7.水質汚染を示す単位
☆「心臓、瞳孔、胃腸壁に対する交感神経、副交感神経の働きについて記述しなさい」
心臓、瞳孔、胃腸壁などの諸器官は、交感神経と副交感神経からなる自律神経の働きによって調整が行われている。
自律神経とは、身体そのものの内部諸器官の調整の役をなすものであり、呼吸、循環、消化、排泄などの植物性機能の働きを支配するものである。
交感神経と副交感神経は、常に一定の緊張状態を保っていて、互いに相反する作用をもっている。そして、その興奮状態の差によって、もう一方の神経の作用としての働きが生まれるのである。
この自律神経の支配を受ける器官には、交感神経と副交感神経とが、必ず対になって分布していて、そのバランスが保たれている。
各神経の機能をみていくと、交感神経は、心理的に積極的な行動を起こす身体状況をつくるための神経であるといえる。それゆえ、激しい運動などをしたときに活性化する。交感神経が活性化しているとき、心臓の働きは促進され、心拍数があがる。胃腸壁においては、働きが抑制される。そして、瞳孔は散大する。
これに対して副交感神経は、交感神経と拮抗的に働く。まず、心臓の働きは抑制される。胃腸壁においては、...