精神保健福祉論Ⅱ-1

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    精神保健福祉

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    福祉

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    「精神障害者の地域社会の生活上のニーズにはどのようなものがあるか、また支援はどういうものかについて。」
     精神疾患と障害を併せもつことによる生活上の障害をもつ人々に、その人らしく地域で暮らせるように支援することが保健所の機能であるが、そのためにはまず精神疾患からの回復への支援が必要である。保健所では精神科医、保健師、臨床心理士、精神保健福祉士(PSW)等が相談に応じている。相談内容は思春期から高齢者の問題まで多岐にわたるが、精神疾患の受療相談、社会復帰・社会参加の相談が大きな役割を占めている。

     一般に精神疾患についての知識、理解は不十分で、社会的偏見が強く、また予期せぬ状態で始まることがおおいため、相談者はどうすればよいかわからず困惑していることが多い。相談者の不安、困惑を受けとめ、状況を的確に把握したうえで対応を協議し、治療へ導入していくことが求められる。

     多くの精神障害者は、発病したことによりたとえば、失職する、退学するなど社会での居場所を失うことが多い。退院しても再び戻る場所がなく、行き場もなく家に引きこもることになる。精神障害からの回復には、自らの病気についての理解を深...

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