日本史概説 分冊2 日大通信 合格

閲覧数1,878
ダウンロード数17
履歴確認

    • ページ数 : 2ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    タグ

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    設問1、江戸幕府に起こった改革について述べてゆく。初めに享保改革について説明する。将軍徳川吉宗は、老中の権力を集中し、享保六年に目安箱を設けて将軍への直訴を制度化した。吉宗は改革にとりかかるにさいし、幕政を家康時代のそれにもどすことを目標に、厳しい倹約令を命じ不良代官の整理など網記の粛正をはかった。金融訴訟の繁忙を理由に、享保四年の金銀相対済令を出して借金銀の訴訟は受理しないことにした。ついで、江戸での消費物資にかかわる商人や職人に組合をつくらせ、それを通じて物価をはじめとする商業の統制をはかろうとした。しかし改革は早々に、享保七年の質流地禁令にたいする騒動という手ひどい反撃をうけた。幕府はこの禁令を撤回したが、その結果に質地小作関係がひろく容認されることとなった。ここにはこの改革の現実的性格も示されている。次に、寛政改革をみていく。天明七年五月に全国三十余の都市で打ちこわしがおこり、とくに江戸のうちこわしは幕府の権威を著しく失墜させた。その責任を問われて田沼派が失脚して松平定信が六月に老中に就任し、将軍補佐にもなって寛政改革を遂行した。杉田玄白「もし今度の騒動なくば御政事故まるまじな...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。