地誌学 分冊2 日大通信 合格

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    アメリカ合衆国について、自然環境と経済活動を中心とした地誌を作成せよ。
    第1章 地形・気候などの自然環境の特色
    第1節 地形
    アメリカは東西役4000km、南北約2000kmの広大な領域を持つ。北アメリカ大陸中央部の大西洋と太平洋に挟まれた本土以外に、大陸北部のアラスカ、太平洋のハワイ諸島アリューシャン列島を国土とする。さらに本国の他に、プエルトリコなどを領有する。北はカナダ、南はメキシコと隣接、西は海上にてロシアと接する。
     多くの地域が温帯に属するが、アメリカ本土の南端はフロリダ半島で、北緯25度弱で亜熱帯性の気候が見られる。一方で、アラスカを除くと北端はカナダとの国境の西半分で、北緯49度線が通っていて冷帯に属する。アラスカは北緯50度台から70度台にかけて高緯度に位置しており、一方でハワイは北緯20度前後で「常夏の島」と言われる。本土の南西部は乾燥気候で、北西の内陸部は冬になると気温が下がるが、ロッキー山脈を吹き降ろすチヌック風によるフェーン現象で非常に気温が上がることもある。
     アメリカの西部は山地が多く、おおよそ3列の山脈が見られる。太平洋岸に海岸山脈、その内側には北側にカ...

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