児童の視点に立った小学校社会科の学び方と課題について
小学校社会科は、社会生活を広い視野からとらえ総合的に理解することを通して、公民的資質を養うことを究極的なねらいとする教科である。
児童一人ひとりに公民的資質の基礎を養うためには、これからの社会科の学習指導において、地域社会や我が国の産業、国土、歴史に対する理解と愛情を育てるとともに、社会の変化に自ら対応する能力や態度を育成する観点から、学び方や調べ方の学習、体験的な学習、問題解決的な学習など、児童の主体的な学習を一層重視することが大切である。
そこで、ここでは児童一人ひとりが自分なりの社会的なものの見方や考え方をもてるよう、問題解決的な...