資料:5件
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パーソナルスペース
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私は自宅から大学まで、毎日電車で通っている。毎日電車に乗っていて、人の電車の座席における座り方や場所取りには、特徴があると以前から思っていた。例えば、空いている電車では、端の席だけ座られていて真ん中の席は誰も座っていないというのをよく見かける。そこで、パーソナルスペースに関する行動として、電車の座席取り行動について観察してみたいと思う。
上野駅が始発である電車の座席がどのように埋まっていくか観察してみた。七人掛けの座席を対象とした(図1)。その結果、まず人は端の席に最初に座ることがわかった。端の席が座られている場合は、端から一つか二つ座席を空けて座る。端に座っている人がいて、その人のすぐ横に座ろうとする人はほとんどいなかった。真ん中の席を選ぶ人が多かった。
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このことから、始発電車における座席をとる行動では、人は端から座り、人と離れるように座るということがいえる。端の席は両隣に人が座るということがないため、パーソナルスペースに侵入されることが他の席よりも少ない。電車で端の席を好むということは、パーソナルスペースに侵入されたくないという意識が働いていると思う。パーソナルスペースに他人が侵入すると心理的な不快感がおこるため、なるべく他人と離れた席に座ろうとするのである。端の席が埋まっている場合、真ん中に座ろうとする人が多いことからも、パーソナルスペースに侵入されたくないという意識が強いことがわかる。
七人掛けの席で真ん中の席というと、一番中心でパーソナルスペースが侵されやすい席のように思える。しかし端の席に人がいる場合は、その席が一番他人から離れた場所で、最もパーソナルスペースを侵されない場所であるために真ん中に座るのではないかと思われる。端から一つ離れた席と二つ離れた席に座る人は、パーソナルスペースの大きさに違いがあるといえるかもしれない。
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レポート
パーソナルスペース
電車
心理学
座席取り行動
七人掛けの席
- 550 販売中 2005/07/25
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パーソナルスペース
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1. 目的
パーソナル・スペース(対人関係を展開する際,他者との間にとる最適な距離を言う)の大きさが相手の立場や性別によってどのように異なるかを明らかにすることを目的とする。
2. 方法
この実験は、被験者・実験協力者(相手役)・測定者の3〜4人で1組になって行うことが望ましい。被験者には動かずに真っ直ぐに立ってもらい、実験協力者は被験者とある程度の距離をもって向かい合わせに立つ。そして実験協力者は被験者に向かって徐々に近づき、被験者が心理的に抵抗を感じたら「ストップ!」と言い、測定者がメジャーを使用し被験者と実験協力者の距離を測る。距離の測定距離は、被験者の体の中心から実験協力者の体の中心とする。実験は方向5種を、実験協力者として今回は同性の友人と同性の顔見知り程度の人の2人行った。方向というのは被験者が実験協力者と向き合う方向のことを指し、正面(実験協力者と目線あり、なし)右、左、背面の5種行った。ちなみに実験協力者は真っ直ぐ被験者に近づく。
3.結果
結果は表と図の2種類作成した。
【表1 パーソナル・スペースの実験による表での結果】
(単位:cm)
方向相手 正面(目線あり) 正面(目線なし) 右 左 背面
順序 5番 1番 2番 4番 3番
同性の親しい友人 被験者 70.0 35.0 33.0 34.0 57.0
クラス全体の平均 84.31 90.31 65.44 62.25 44.25
順序 4番 1番 2番 3番 5番
同性の顔見知りの人 被験者 64.0 34.0 37.0 40.0 35.0
クラス全体の平均 99.7 92 75 80.6 41.7
※ 方向の測定順序はランダムに行う
※ 集計し平均を出す際、親しい友人は8名分のデータの平均であり知り合い場合は7名分のデータの平均である
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レポート
心理学
パーソナルスペース
対人関係
- 550 販売中 2006/02/14
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パーソナルスペース
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駅のホーム、電車やバスの中、繁華街、どこにいてもその空間を狭く感じさせるほど多種多様な人たちが都会の中で生活している。目の前を人が横切る、持っている荷物がぶつかる、すれ違いざまに肩がふれるなど、デパートや地下街の雑踏で感じる不快感や緊張感。混雑した電車の中で他人との間に感じる息苦しさ。渋滞や長い行列で順番を待つ時のいらだたしさなど、ほとんど毎日のように人や身の回りの空間によって生じるクラウディングという不快感。私たちはそんな不快さを感じながらも、少なからず都市に魅力や利便性を感じ、また、雑踏は都市に活性感を与えている。様々な顔を持つ都市空間での環境と人間とのつながりを考えてみる。
都会でよく見られる光景のひとつに行列がある。便利な場所にある公共施設やATMには利用客が集中し、また、店先の行列によって人が集まる飲食店もある。移動している時は、瞬時に変わっていく回りの環境に意識がいき、さほど気にならなかった自分の周りの事や空間も、立ち止まり、ただ順番を待つだけの行為になると、急に他人の行動や後ろに並んだ人との距離が気になることがある。これらは私たち、各自の持つ身体を取り巻く占有空間、パーソナルスペースと関係している。
一般に不快と感じない、他人との距離は50~60cmぐらいとされている。片手をかるく伸ばしたぐらいの位置である。私がそれ以上に空間を空けながら順番を待っていると、私の後ろに並んでいる人が、より私に接近し、前に詰めろという無言の催促を何度か受けた。また、前の人が移動したにもかかわらず移動しなかった場合は、後ろの人から「前が空いています」と言われた。これは、後ろの人が私との空間と共に列全体の空間も感じて並んでいたと考えられ、列の流れに対して、私が違う流れをしたため、結果的に私が後ろの人の空間に侵入することになって、不快さを感じたのだと思われる。また、私が後ろに並んだ人がいやに接近していると感じた時、これは私の持つパーソナルスペースに他人が侵入したと感じ、不快感が生じたためである。しかし、全ての人の持つパーソナルスペースの大きさは同じではないため、他人との間に感じる不快な距離はそれぞれ違う。私が後ろの人に対して、身体を横向きにしても、後ろの人の顔を見てもスペースを空ける気配も見せなかった。後ろに並んだ人にとっては私のパーソナルスペースに進入した意識もなく、私との空間に不快さも感じていないと考えられる。また、パーソナルスペースは体の向きによっても変わってくる。身体半分ほど列から横にはみ出した状態に立つと、後ろの人は接近する事が多くなった。そこで、完全に横にはみ出るぐらいの状態に立つと、後ろの人は私を追い越さない場所で私の前に並んでいる人に接近した。これは、後ろの人が持つ私との空間意識が、私が横にはみ出したため、私の前の人とに対する空間意識に変わった、または、後ろの人の持つ斜め前横のパーソナルスペースが小さく、私との距離が縮まったのではないかと考えられる。このように、パーソナルスペースは自分の行動だけでなく相手や周りの行動に影響されていることがわかる。一人で順番を待ち、気を紛らわせるものもなければ、後ろの人との距離に自分の感覚が集中しやすくなり、不快に感じる機会も増える。友達とおしゃべりでもしながら順番を待っていれば、それほど後ろの人は気にならなかったかもしれない。
欧米人は非常にこのパーソナルスペースを大事に考える文化を持つという。例えば、初めて出会った人との距離はしっかり手を伸ばせるぐらいの距離、各自が60cmとして2人の間は120cm
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レポート
心理学
占有空間
パーソナルスペース
なわばり
- 550 販売中 2007/07/25
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