連関資料 :: SD法

資料:12件

  • SD
  •                           目的 企業の開発や販売者は常に消費者の要求を満たさなければならない。そのため、消費者が何を望み、何を好むのかを的確に判断する方法が必要になってくる。そこで、消費者が様々な概念に対しどのような評価をするのかを判断する方法が必要となってくる。その判断の方法の一つとして生まれたのがセマンティック・ディファレンシャル法である。 セマンティック・ディファレンシャル法は、多種多様な概念の内包的・情緒的な意味の相互の違いや関係を客観的・定量的に記述し、表現するために工夫した方法である。その手続きは、多数の形容詞対による評定尺度を用いて、諸概念を評定するものである。したがって、形式上は多尺度評定法とも言える。概念を多くの尺度で評定することは、その概念を、各尺度を座標軸とする多次元空間に位置づけることと同様であり、それはあたかも、物体を高さ・幅・長さの各次元を座標軸とする3次元空間内に位置づけることと同様である。この意味で、概念を位置づける多次元空間を意味空間と呼んでいる。今回の実験のデータ構造は、尺度×概念×被験者の3次元構造とした。 最近では、この方法は言語のシンボル空間の研究の他に、色・形・音などの感覚刺激の感情効果や人物・団体・商品などのイメージの測定などにも広く用いられている。Ozgoodらの研究によれば、意味空間を構成し、意味を記述するために用いられる形容詞の対は、数個の基本的な尺度に整理でき、その最も重要なのは次の3種類である。1つ目は評価で、「よい-わるい」に代表される。2つ目は力量で、「大きい-小さい」で代表される。3つ目は活動で「速い-遅い」で代表される。 今回の実験では、多数の形容詞を用いて、適当に選ばれた対象物のイメージを評定した。そのためにその後、評定結果に基づいて形容詞対を整理し、上記の評価・力量・活動の基本尺度が見出せるかどうかを検討した。対象物として、我が班では色を選んだ。色に対する印象は人それぞれであり、同様である部分と異なっている部分が大いに見られると考えたことが色を選んだ理由である。寒色、暖色などのように一般にもたれている色に対するステレオタイプがある一方で、役に立つかどうかなどのように人によって基準が分かれるとも言える。そのため、基本尺度が見出せるかどうかを検討する事とした。なおここでは、イメージとは、対象物からうける印象や概念からうける印象や過去から現在にわたる経験の漠然とした全体を指す。 方法 被験者  19歳から30歳までの色の識別に問題のない大学生50名に協力いただいた。男20名、女30名を被験者とした。
  • レポート 心理学 SD法 セマンティック・ディファレンシャル法 調査
  • 550 販売中 2007/07/30
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  • SDのイメージ分析
  • セマンティック・ディファレンシャル法によるイメージの測定   学科:   学籍番号:   学年:   氏名:   実験者名:   被験者名:   実験日時:   実験場所: 目的  セマンテック・ディファレンシャル法(以下SD法とする)はOsgood(1957)が多種多様な概念の内包的・情緒的な意味の相互の違いや関係を、客観的・定量的に記述し、表現するために工夫した方法で、その手続きは、多数の評定尺度(形容詞対の形をとる)を用いて、諸概念を評定するところにある。したがって形式上は多尺度評定法とも言える。概念を多くの尺度で評定することは、その概念を、各尺度を座標軸とする多次元空間内に..
  • 実験 評価 測定 概念 空間 方法 イメージ 形容詞 活動 研究
  • 550 販売中 2010/05/11
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  • SDによるイメージの測定
  • SD法によるイメージの測定     問 題  SD法(Semantic Differential method)とは、情動的意味を定量的に測定する為、意味構造のモデルを構成する為に開発した心理学的測定法の一つである。オズグッド(Osgoo,Such&Tannenbaum,1957)により開発された。言葉・音・形・色・動き、もしくはこれらの組合せをコンセプトと呼び、正反対の意味を持つ形容詞で定義される複数の尺度(明るい―暗い)上で判定する。これらの項目につき、どの程度当てはまるかを5段階や7段階で評定してもらい、その平均値のプロフィールを比較したり、因子分析を行い共通根を求めたりする方法である。例えば「バラ」でイメージするものは「豪華」「美しい」「紳士的な」という直感的・感情的な印象で、これを測定する方法である。これはもともと心理学の分野で利用されていたが、最近では心理学分野ではあまり使われることはない。しかし、建築の分野では景観などの意味評価を行う上で有効な手法として、盛んに使われている。 目 的  SD法を用いて、7種類(阪急電車・JR・南海電車・京阪電車・近鉄電車・地下鉄御堂筋線・地下鉄千日前線)の電車のイメージを検討する。 方 法  <被験者および実験者>  女子学生7人で被験者と実験者を両方行った。  <実験日時および実験場所>  2006年7月20日(木)に大学内心理学実験室にて実験が行われた。  <手続き>  電車に対する態度尺度を用いて、測定を行った。適当と思われる形容詞対12を使用して、7つの電車について調査した。評価は6段階とした。教示は次にように行う。「この調査は電車に対するイメージを調べるものです。これからいくつかの質問に答えていただきますが、あまり深く考え込まないで最初に思いついたままの答えを回答してください。結果は統計的にまとめます。したがってお答えいただいたことでご迷惑をおかけすることは絶対にございませんので、ご協力よろしくお願いいたします。」 結 果 まず対象別、尺度別の平均評定をまとめたものを表1とする。そして各電車に対するイメージのプロフィールを作成する。 表1.対象別、尺度別の平均評定 尺度 阪急 御堂筋 南海 JR 京阪 近鉄 千日前 清潔な-不潔な 4.6(1.3) 1.9(1.2) 3.7(1.3) 3.1(1.1) 5.1(4.7) 2.6(0.8) 2.4(1.4) 安定した-不安定な 4.7(1.4) 3.3(0.3) 3.9(1.1) 2.1(1.2) 5(4.1) 4.4(1.4) 4.1(1.6) 静かな-うるさい 5(1) 2.4(3.3) 4.3(0.8) 2.6(0.8) 5(5) 2.4(1.1) 3.1(1.5) 上品な-下品な 4.7(1.5) 2.3(0.7) 3.9(1) 2.3(1.2) 5.4(5) 2.3(0.8) 2.7(1.3) 整然とした-混雑した 4.1(1.1) 1.7(1) 3.6(1.2) 1.3(0.2) 4.4(4.1) 2.9(0.7) 3.7(1.5) 明るい-暗い 3.1(0.7) 2(1.4) 4.1(0.6) 3.7(1.5) 5(4.9) 3.6(1.1) 2.1(1.2) 軽々しい-重々しい 2.9(1) 2.7(1) 3.3(0.7) 3(1.6) 3.2(2.8) 3.4(1.3) 2.9(1.2) 革新的-保守的 4.3(1.3) 3.3(1.4) 3(0.9) 3(1.6) 3.4(3.3) 2.4(0.5) 3.1(1.2) 親し
  • SD法 心理学 電車
  • 550 販売中 2007/11/23
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  • SD実験(印象形成)
  • [問題] 私たちは日頃、様々な色に囲まれて生活している。色彩は固有の感情価を持ち、また、形も例えば円と三角形では異なる印象を与える。一般に、同じ形態でも施された色彩が異なと違った感情的印象を与えることはよく知られている。中野(1972)は形態と色彩の合成図形がもたらす感情価について,形態と色彩の感情価のどちらが予測的であるか検討した。その結果,重回帰分析で多くの尺度において色彩の方が形態よりも効果が大きいことを示した。大山・田中・(1963)によれば、色と温度感の関係として、赤や黄などがいわゆる《暖色》と呼ばれ暖かく感じ、青や緑といった《寒色》と呼ばれる色は冷たく感じると述べている。また、色と重量感の関係としては、芳賀・大山(1959)が「軽いー重い」の7段階スケールで色紙の直感的な印象を調べ、それによると黄〜黄緑〜緑に軽さが、赤や青紫~赤紫に重さが報告された。それと並べて、色と大きさの関係としては、一般に、寒色系より暖色系の方が大きく見えるといわれるものの、実際には明度の影響が著しく、明るい色は暗い色より大きく知覚される傾向にある。(「視知覚1995 松田隆夫」)これらに加えて、色と感情の関係は、一般に暖色系は積極的で活動的な感情を伴い、それに対し、寒色系は消極的で沈静的な感情を伴うとされる。また、白には明るく清楚なイメージを感じ、灰色から黒に近づくと落ち着いた感情から陰鬱さや不安の感情を感じるようになる。柳瀬(1982)の代表的な7色の感情価を7段階評定させた結果の一部(表1)からは、「柔らかいー硬い」と「愉快なー重々しい」での順序、
  • レポート 心理学 視覚 印象形成 力量性 活動性 感情
  • 550 販売中 2006/05/30
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  • SDによる携帯会社のイメージ測定
  • SD法による携帯会社のイメージ測定 目的  携帯会社にとって、イメージは大切なものである。携帯の機能がこれだけ充実してきた中で会社のブランドイメージはより購買に関係してくると思われる。そこで、SD法により携帯会社のイメージを測定した。 方法  被験者、関西大学社会学部産業心理学専攻2回生31名(男性14名、女性16名、不明1名)に対して携帯会社のイメージ測定が、集団で行われた。その際、「この調査は、みんなが抱いている携帯会社のイメージを調査することが目的です。回答には正答や誤答はありません。結果は統計処理されますので、個人に迷惑をかけることはありません。率直に回答してください。 次の4つの携帯会社について、あなたはどんなイメージを持っていますか? あなた自身に最も当てはまる箇所に○印を付けてください。」という教示を与えた。 評定対象4社について(表1)、以下の15個の形容詞対(表2)を使用して評価してもらった。形容詞対は、井上・小林 1985の日本におけるSD法による研究分野とその形容詞対尺度構成の概観、教育心理学研究の表1.SD法でよく用いられてきた形容詞とその使用頻度から引用した。 表1.評定対象 01Docomo 02au 03SoftBank 04WILLCOM 表2.評定に用いた形容詞対(左が1、右が5の5段階評定) 01頼もしい-頼りない 02優れている-劣っている 03安定した-不安定な 04広い-狭い 05強い-弱い 06親切な-不親切な 07良い-悪い 08小さい-大きい 09動的な-静的な 10派手な-地味な 11積極的な-消極的な 12単純な-複雑な 13醜い-美しい 14鈍感な-敏感な 15速い-遅い 結果  形容詞対を変数とし、評定者×評定対象の124個を個体として分析した。因子抽出は主因子法で、因子数の決定はスクリー基準で行い、因子の回転はプロマックス回転を行った。  スクリープロットを見ると(図1)、スクリー基準では1因子と判断すべきだが、意味をあわせて考察すると、3因子が妥当と思われたので3因子で分析を行った。 図1 スクリープロット パターン行列を見ると、第1因子に、頼もしい-頼りない、優れている-劣っている、安定した-不安定な、広い-狭い、強い-弱い、親切な-不親切な、良い-悪い、小さい-大きい が含まれ、第2因子に、動的な-静的な、派手な-地味な、積極的な-消極的な が含まれ、第3因子に、単純な-複雑な が含まれ、醜い-美しい、鈍感な-敏感な、速い-遅い はどの因子とも相関がみられなかった。 表3.パタ-ン行列 因子 1 2 3 頼もしい-頼りない 0.867 -0.054 -0.088 優れている-劣っている 0.851 -0.077 0.012 安定した-不安定な 0.779 -0.076 0.172 広い-狭い 0.716 0.121 0.023 強い-弱い 0.702 0.069 -0.159 親切な-不親切な 0.680 0.130 0.123 良い-悪い 0.619 0.018 0.181 小さい-大きい -0.590 0.099 0.208 動的な-静的な -0.085 0.872 0.095 派手な-地味な -0.116 0.741 -0.097 積極的な-消極的な 0.142 0.677 -0.041 単純な-複雑な 0.080 -0.042 0.981 醜い-美しい -0.412 0.086 0.256 鈍感な-敏感な -0.331 -0.222 0.133 速い-遅い 0.430 0
  • 心理学 実験実習 関西大学 内容分析 SD法 イメージ調査
  • 880 販売中 2007/02/05
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  • SD(心理学実験レポート)
  • SD法による、個別概念(動物)のプロファイリング。 特別な統計ソフトを使わずにエクセルのみで、22種類の動物プロファイリング図がとても綺麗に出来ており、動物のプロファイルが一目瞭然(プロファイリング表も同時購入です)。
  • 心理 SD プロファイル 動物
  • 550 販売中 2012/01/27
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