現行の学習指導要領で定められた「総合的な学習の時間」のねらいはどんなところにあるのか
「総合的な学習の時間」は従来の教科の枠を超えて、「生きる力」を身につけるための時間として設定された。教育課程審議会答申では、「総合的な学習の時間」のねらいについて、「各学校の創意工夫を生かした横断的・総合的な学習や児童生徒の興味・関心等に基づく学習などを通じて、自ら課題を見つけ、水から学び、自ら考え、主体的に判断し、よりよく問題を解決する資質や能力を育てること」であると述べられている。
また小学校の場合、小学校学習指導要領に次の通り定められている。そのほかの学校もだいたいこれと同様の趣旨とねらいが掲げられている。
「趣旨」 総合的な学習の時間においては、各学校は、地域や学校、児童の実態等に応じて、横断的・総合的な学習や児童の興味・関心等に基づく学習など創意工夫を生かした教育活動を行うものとする。
「ねらい」
自ら課題を見付け、自ら学び、自ら考え、主体的に判断し、よりよく問題を解決する資質や能力を育てること。
学び方やものの考え方を身に付け、問題の解決や探究活動に主体的、創造的に取り組む態度を育て...