教科教育と教科外教育とは、どのような関係にあるのかについてまとめ、その構造と課題について説明せよ
教科外教育は一般的に、「生徒指導」と「特別活動」をひとくくりされて述べられることが多い。教科外活動は学校教育における「教科」のソトの領域に属するものを指す。教科教育が子供達の「知」の発達を担うのに対して、教科外教育は、「情」「徳」「体」の部分の育成を意図する。教科外教育の具体的な活動として、生徒指導や進路指導、特別活動や道徳教育といった時間が挙げられる。また広義では、学校の内外において教員が児童・生徒と関わるすべての無意図的な教育そのものを指す。
教科教育と教科外教育は、よく車の車輪にたとえられる。両者のバランスが悪いと、車はまっすぐに進まない。学校教育においても、教科教育と教科外教育両方に均等に比重をかけなければならない。自分の教える教科の教材研究ばかりに時間をかけて、児童・生徒と触れ合う時間を取らないことは誤りであり、反対に、教科指導をおろそかにして生徒指導うにばかり時間をかけることも誤りである。
教科教育の構造は、教科書や授業計画など明らかな要素が多く、把握しやすい。一方教科外...