※2011年度以降、設題が変わる可能性があります。
下記『資料の原本内容』冒頭の設題とシラバスに記されている設題が一致しているかの確認をお願いします。
また、設題が変化しても、旧設題のレポート提出が認められる期間があります。
もし、旧設題レポートを提出するのであれば、その期間内に合致しているかの確認をお願いします。
この設題は2011年度も変化がないようです。
『本テキストで述べる社会科授業の基本構造について説明し、平成20年版学習指導要領における社会科の教科目標との関連を考察しなさい。また基本構造に基づく社会科授業のあり方について、幾つかの理論に触れつつ具体的な授業事例を挙げて説明しなさい。』
社会科授業の基本構造は、社会科固有の授業理論を念頭において授業設計がなされることであると考えられる。その社会科固有の授業理論の大元となる本質的目標とは何であろうか。その目標とは、「社会認識を通して市民的資質を形成する」ことである。教師はこの目標を達成すべく、児童・生徒に対して社会認識内容を具体的に育てていくための理論を持ち、授業を設計していく。そして、社会生活を営む上で児童・生徒達が様々な問題に直面した際に、認識内容を判断材料として合理的に意思決定ができるように配慮することが教師に求めたれているのである。
平成20年度版学習指導要領において社会科の目標は、「社会生活についての理解を図り、我が国の国土と歴史に対する理解と愛情を育て、国際社会に生きる平和で民主的な国家・社会の形成者として必要な公民的資質の基礎を養う。」とされている。この中で、社会科授業の...