玉川大学通信教育部レポートB評価
幼児期は言葉を次々と獲得し。自分の気持ちを表現することや、いろいろなことを知りたがる気持ちがめざましく発達する時期である。この大切な時期にどのような指導をするべきだろうか。
言語指導は言葉のしつけや、黙って話を聞くことができるようにすること、人前で元気よく話ができるようにすることなどを目的として行われていた時代があった。現代ではこの考えが大きく変わった部分もある。
日本に住んでいれば子供は毎日日本語に触れ、母国語として自然に十分な言語を身に付けることができる。幼児期ではまだ言語能力は不十分で、身体表現も使うことでそれを補おうとする。子供の「表現したい」という気持ちを受け止め、教師や親が子供の伝えようとしていることをしっかりと聞いてあげていることで、子供は他者とコミュニケーションをとることの楽しさに気づく。さらに、もっと伝えたいという思いから、どうすれば自分の気持ちが伝わるだろうと考えることで考える力も育つ。そして、伝えるだけでなく、お互いの気持ちを伝え合う楽しさを知ることで、相手の話を聞くことも生活の中で自然と身につくような指導をしたい。
幼稚園教育の大原則として環境を通して行うと...