2-1ジメチルグリオキシムによるニッケル(II)の重量分析法(重量(質量)の測定が分析操作の基本であることの理解)

閲覧数12,171
ダウンロード数18
履歴確認

    • ページ数 : 5ページ
    • 会員1,100円 | 非会員1,320円

    資料紹介

    タグ

    代表キーワード

    ジメチルグリオキシム

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    ジメチルグリオキシムによるニッケル(II)の重量分析法
    要旨
    ガラスフィルターを恒量化し、重量を測定する。その後沈殿が出来た液体をガラスフィルターを通してろ過する。このガラスフィルター(沈殿物有り)を恒量化する。その後重量を求め、沈殿物の質量を計算し、そこから試料のNi(II)イオンの濃度を測定する。
    目的
     金属イオンが有機試薬と難溶性の錯体を生成することを利用した重量分析法を学び、天秤による重量(質量)の測定が、分析操作の基本であることを理解する。
    原理
    ジメチルグリオキシム:ジメチルグリオキシム (dimethylglyoxime) とは、示性式がCH3C(N=OH)C(N=OH)CH3 (M=288.922)と表される有機化合物。ジアセチル(2,3-ブタンジオン)のオキシム誘導体で、外見は無色の固体。
    (図3-1)ジメチルグリオキシムの分子構造
    化学式では dmgH2 と略され、水素イオンがひとつ脱離した dmgH- が金属イオンと 1:2 錯体を作る。特にニッケル(II) とは鮮やかな赤色の沈殿を作ることから、その定量分析に用いられる。(図4-1)参照
    (図3-2) Ni(d...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。