資料:7件
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中和滴定
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操作3−1と操作3−2では指示薬が違う。この操作では強塩基と強酸の中和滴定なので滴定曲線を考えると、直線部分がpH3 〜 11のところまで広範囲にのびているのでフェノールフタレインでもメチルオレンジでも変色域は含まれる。直線の範囲内であれば変色したときの滴下量はどちらも同じはずである。それなのに差がでてしまったのは、判断のしやすさ、しにくさだと考えられる。フェノールフタレインは無色か赤かという判断なので比較的見極めやすい。ところがメチルオレンジだと赤色と黄色の間には、赤に近いオレンジと黄色に近いオレンジなどがあり判断が難しいといえる。
操作3−2と操作3−3では塩酸を滴下するのと、水酸化ナトリウム溶液を滴下するのかの違いがある。指示薬はどちらもフェノールフタレインであるが、色が消えるまで滴下する3−2と、色づくまで滴下する3−3ではやはり判断による誤差はでてしまうようである。
操作3−4は弱酸と強塩基の中和滴定なので中和点が塩基性側にずれる。中和では塩の加水分解によって塩基性となるからだ。滴定曲線で考えると、直線部分がpH5〜11のところまで短くなり、ここに変色域が含まれるのはフェノールフタレインのみである。
一般的に言われている誤差の原因は温度の影響と、滴誤差と、指示誤差である。
a 温度の影響
「20℃以外の温度で操作すると標準液とガラスの膨張収縮による誤差を生じる。」(注1)だから、温度補正をする必要がある。この実験は2日に分けて操作を行っているし、昼間から夕方まで操作を行っていたので気温の変化も考えられる。標準液によってもこの補正は異なる。
b 滴誤差
ビュレットから流出する液は連続的に流出するのではなく滴を形成して不連続に落ちる。
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中和滴定(炭酸ナトリウム標準溶液の調製及び塩酸の滴定)
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1.実験の目的
酸と塩基の標準溶液の調製法と標定の仕方を習得する。
中和反応、酸塩基当量、終点及び当量点を理解する。
モル質量、濃度の計算、有効数字の桁数、数値の精度を考慮した実験データの処理方法を習得する。
2.実験の操作手順
?ビーカーやポリびんをすべて洗浄し最後にイオン交換水ですすぎ、水を切っておいた。また100mLビーカーは乾燥機で乾燥させて室温まで冷めさせた後に炭酸ナトリウムの秤量に使用した。
?0.1N炭酸ナトリウム一次標準溶液の調製
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