第三者に効果的なプレゼンテーションをおこなう場合のキーポイントを、自身の実践例に即して述べよ。
私は現在、公立高校で生物の非常勤講師として勤務している。2年生と3年生の授業を任されているが、私はこの一回一回の授業をプレゼンテーションであると考え、日々効率的で正確な情報伝達の方法を模索している。今回のレポートでは、テーマに即し、私自身の授業の中での実践例を論じていくこととする。
テキストの中で述べられていた重要点に、「目的を明確にする」というものが挙げられていた。実際の現場では、もちろん教科書の流れに沿って授業を進めていくのだが、その日の授業で何をするかという大体のスケジュールを把握しているのは教員の側だけであり、生徒は完全な受け身の体勢で話を聞くことになるのが常であった。プレゼンテーションのテーマを把握している話し手と、これから何のプレゼンテーションが始まるのかを把握していない受け手。この構図は、両者の立場や意識の差から来るものであろう。しかし教育現場、特に高等学校の現場においては受け手である生徒たちの意識を即座に変えることは難しく、必然的に話し手の方が自身のプレゼンテーションの...