情報漏えいを防ぐためにはどうしたら良いかを、ネットワーク管理者の視点に立って過去の具体的な例をあげながら論じなさい。
現代の社会は情報社会であるといわれる。様々な情報がコンピュータで処理・管理される一方で、行政機関、公共団体、病院、企業、そして個人のコンピュータが、複雑なネットワークで結びついている。その中には、個人情報や企業内の開発データなど、外部に漏えいすると大きな被害をもたらすデータも存在している。また私は現在、公立高校で非常勤講師として勤務しているが、学校教育の現場でも生徒の個人情報など漏えいさせてはならないデータがある。しかし現実に、顧客データやクレジットカード番号などが漏えいし、社会問題にまで発展した例も存在する。このような情報漏えいの恐ろしいところは、漏えいした情報は完全に消去することは不可能に近く、一旦個人情報等が漏洩したら物理的にはいつまでも被害が生じる可能性が残ることであると考える。機関を信頼して提出した個人情報等が漏えいし、時間がたった後で突然被害が発生して事件が発覚する場合もある。
コンピュータネットワークは、構築するのも、運用するのも、保守するのも人間で...