R0115 漢文学1 白居易 提出リポート

閲覧数1,491
ダウンロード数8
履歴確認

    • ページ数 : 9ページ
    • 会員660円 | 非会員792円

    資料紹介

    タグ

    政治社会政策評価影響役割政治家理想背景古代

    代表キーワード

    漢文学R0115政策

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    「白居易の諷諭詩について」
    はじめに
    白居易は多作なことで知られる詩人であり、その生涯を通じて様々な種類の詩を残した。それらは大まかに分けると、諷諭詩、閑適詩、感傷詩、律詩の四種に分類できる。このうち特に感傷詩や律詩は広く庶民に親しまれ、中国のみならず日本でもおおいに愛好された。
    しかし白居易自身が自らの詩の中で最も評価したのは、それらではなく諷諭詩であった。また参考とした書籍の多くにも「白居易=諷諭詩人」という見方が提示されており、白居易を語る上で諷諭詩に触れずに済ませることはできない。
    このリポートでは、白居易の諷諭詩について概観しつつ、諷諭詩の性質や白居易の詩作における位置づけを考えてみたい。
    一節 諷諭詩の概略
    諷諭詩とは、主に政治批判や社会問題に題材を採った詩である。その内容は、重税に苦しめられる農民の姿を描写したり、官吏の悪辣な行いを皮肉含みに指摘したりすることを通じて、社会や政治に一石を投じるものであった。形式は様々で、貧民の暮らしに寄り添うもの、直接的な政治政策批判をするもの、官吏の腐敗を告発するもの、時には天子に対する政治的進言を詩に込めるものもあった。具体的な作名を...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。