比色法によるFe(Ⅱ)イオンの定量レポート
1.目的
液体試料中の無機成分の定量分析(光分析:比色分析)を通じて、化学定量実験の基礎知識、基礎技術を学ぶ。
ここでは、基本定量操作(溶液中の鉄イオン濃度の比色定量)を通じて以下のことを学ぶ。
一般的に広く用いられている比色法とは少し異なる。一般的な分析方法の一つに空気中の粉じん量の計測法の一種で「変色度法」という方法が挙げられる。一定容積の空気中に 浮遊している粉じんを濾紙(ろし)で採取し、濾紙に光をあて、その透過光または反射光を比色計を用いて測定し吸光度を求める。空気清浄機の集塵効率の測定方法に用いる。
安全性:強酸の取り扱いおよび廃液処理
基礎知識:データの取り扱い、実験ノートのつけ方、レポートの書き方
基礎技術:定容器具、化学天秤、吸光光度計
定量分析:緩衝溶液、比色分析
2.実験方法
教科書ⅡA-5からⅡA-6の方法にしたがって行った。最終的な結果と考察はレポートの最後に記した。
試薬の一つである酢酸緩衝溶液を作る際、pHが約5.5となるよう加える氷酢酸の量を以下のように計算した。
Lambert-Beer...