混合金属熱分析

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混合金属熱分析
実験目的

1)クロメル-アルメル熱電対温度計の較正を行う。

 2)較正された温度計を用いて、Sn-Pb系合金の状態図を作成する。
実験内容

2.1 クロメル-アルメル熱電対温度計の較正

 ここでは純金属の融点(凝固点)を測定し、真の融点との比較から得られた熱電対温度計を較正する。標準試料として、Sn、Bi、Pb、Znを用いる。各試料の融点を表1に示す。
表1.金属の融点
熱電対の原理

  物質に温度勾配をつけると起電力が生じる「ゼーベック効果」を用いて温度を測定する。起電力をV〔V〕、温度T〔K〕とすると物質に固有のゼーベック係数Sは、

         S=-                 ――①

  で表わされる。①式を変形すると、

          V=-                ――②

  となる。

   次に図1に示すように物質1(T1)と物質2(T2)をゼーベック係数の異なる2本のリード線でつなぐ。さらに物質2に電圧計(T0)をつなぐ。

2本のリード線のゼーベック係数をSa、Sbとし、電圧計のリード線のゼーベック係数をSdとす...

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